教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
きのこを漬けるとご飯にぴったりの一品に
今回は作り置きしておくと、とっても便利な「きのこのしょうゆ漬け」をご紹介します。手順は本当にシンプルで、漬けるだけなんです。本当にこれだけで、できちゃいますよ。
いろいろな料理にもアレンジができるので、作っておくと本当に重宝します。きのこをまとめ買いして漬けておけば、そのままご飯のおかずとしても最高です。
今回使うきのこは、しめじやエリンギ、ヒラタケ、しいたけです。本当に好みのきのこなんでも結構です。全部で500~600gぐらいのきのこを仕込んでいきます。
しめじやエリンギのほかにいろいろなきのこがありますので、ぜひ好みのものをブレンドしてみてください。3種類以上のきのこをブレンドするのがおすすめです。
きのこ
きのこというのは、みなさん食物繊維が豊富なのはご存じだと思いますが、エルゴチオネインという抗酸化物質が含まれていて、老化や認知症予防が期待できます。特にヒラタケやしいたけ、エリンギなんかに含まれています。
よく2日酔いにしじみ汁を飲むといいって言いますが、しめじにはオルニチンと言って、そのしじみと同じ肝機能を助ける成分が含まれているんです。きのこそれぞれに違ったよさがあるので、いろいろなきのこをブレンドしていただくといいと思います。
「きのこのしょうゆ漬け」の作り方
きのこのしょうゆ漬けの漬け汁は、きのこのうまみがたっぷり溶け出した、とってもおいしいポン酢になっています。結構しっかり味がついてますので、調味料代わりに使えるような感じです。水炊きなどの鍋料理にもおすすめで、すべて丸ごと食べつくせる一品です。
きのこのしょうゆ漬けをパスタに使ったり、豆腐に乗せたり、焼いた肉に添えていただくのもおすすめです。ぜひ好みの食べ方で楽しんでみてください。冷蔵庫で1ヶ月ぐらい保存もできますので、とっても便利です。
材料
- きのこ(好みのきのこを3種類程度)……500〜600g
【漬け汁】
- しょうゆ……120cc
- みりん……100cc
- 酢……60cc
- にんにく……2片
- 鷹の爪……2本
作り方
1.きのこを食べやすい大きさにしていきます。切り方は好みです。
・エリンギ:薄切りにします。大きいものは長さが半分程度を目安に包丁で切っておくと食べやすいです。
・ヒラタケ:バラバラにしていきます。ちょっと大きいものは適当に割いておくと食べやすいです。
・しいたけ:適当な大きさに切っていきます。
・しめじ:おがくずのところを取り除いてバラバラにしていきます。
2.にんにくは薄切りにしておきます。鷹の爪は好みで量を加減していただきのですが、中の種が入ると非常に辛いので種を取り除いておき、輪切りにしておきます。
3.鍋に漬け汁の材料を全て入れ、火にかけて煮立てていきます。漬け汁が煮立ってきたら、1のきのこを投入します。投入したあとは菜箸で混ぜ合わせます。
漬け汁の中にきのこを投入するだけです。この中でしっかり煮汁に漬けてしまえば、もうできあがりなんです。
4.漬け汁にきのこが絡んできたら、菜箸で混ぜ合わせながら再沸騰させて火を止めてOKです。
5.きのこに火が通りましたら、ここで火を止めます。全体に漬け汁がきのこに浸った状態になってきたらもうOKです。
6.熱いうちに保存容器などに移して、そのまま粗熱を取っていきます。きのこのしょうゆ漬けのできあがりです。
漬け込み時間はありませんので、できあがりの状態から召し上がっていただけます。
いかがでしたか? 「きのこのしょうゆ漬け」はご飯にこのままかけても絶品です。きのこをたっぷりのせて、しあげに卵黄を添えるともう本当に絶品です。好みの食べ方で、ぜひお試しください。
▼詳しい作り方は動画で確認できます。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。