1. 衣類量を減らし、水量を増やす
衣類の適量は意外と少ない
「詰め込みすぎ」といっても、感覚は人それぞれかもしれません。
衣類量のMAXの目安は、縦型で8割まで、ドラム式で5~7割までです。
縦型の場合は、洗濯槽のステンレスが見えるくらいが目安です。
ドラム式の場合はさらに少なく、洗濯槽を時計に見立てた時、9時~3時の線までが目安です。
水量不足にも要注意
洗濯の水量は、衣類の重さにより自動計算されます。そのため、かさばるものを洗うと水量が不足してしまうことがあります。
スタートボタンを押した後は、衣類が洗浄水に浸かっているか確認しましょう。確認が面倒な場合は、高水位に設定したり、自動計量よりも一段階水量を増やすのもおすすめです。(洗剤の量は水の量に合わせて入れます。)
2.脱水時間を短くする
脱水の時間も衣類にシワを作る原因の一つです。シワを防ぎたい衣類は、脱水時間を1分に設定します。
脱水しない「ぬれ干し」
衣類によりベストな干し方は異なります。
洗濯表示には、干し方の表示もあるため、確認してみましょう。
選が2本あるものは、ぬれ干しです。この表示がある衣類は、脱水せずに濡れたまま干します。
水が垂れて困るときは、バスタオルに包んで軽く水分を拭き取っても問題ありません。
3.おしゃれ着コースを選ぶ
型崩れやシワを防止したい衣類は、肌着やとタオルとは分け、おしゃれ着コースで洗いましょう。
おしゃれ着コースと通常のコースでは、洗いの水流の強さや脱水の仕方が異なり、シワができないよう優しく洗うことができます。
ただし、汚れが少ないおしゃれ着を想定しているため、通常コースよりは洗浄力が弱まります。
そのため、皮脂や汗などの汚れがつきやすい肌着・タオル・普段着は通常コース、シワを作りたくないおしゃれ着はおしゃれ着コース、と洗い分けすることが大切です。
おしゃれ着は中性洗剤で
中性洗剤は、色合いや風合いを保ちながら汚れを落とすことができます。おしゃれ着の洗濯には中性洗剤を使いましょう。
柔軟剤を使うのも◎
柔軟剤は、衣類同士の絡まりを防ぎ、衣類の繊維を柔らかくするため、シワの防止になります。香りが苦手な方は、無香料の柔軟剤がおすすめです。
4.洗濯ネットを使用する
洗濯ネットを使用してもシワになる場合は、ネットの使い方が誤っているかもしれません。
■洗濯ネットの正しい使い方
- 1枚のネットに衣類は1枚だけ入れる
- 衣類と同じ大きさのネットを使用する
- ボタンを閉め、畳んでからネットに入れる
5.洗濯後はすぐに干す
シワを防ぐために、洗い終わった衣類はすぐに干します。
【裏技1】干す前に一度畳む
洗濯機から出した後、簡単に畳んで重ねておくと、重ねた衣類の重みでシワが伸びやすくなります。干す際にパンパンと叩くよりも効果的です。
【裏技2】濡れたままアイロンがけ
綿や麻のように乾いてからではシワが取れにくいものは、濡れている間にアイロンをかけると、細かいしわがキレイに伸び、キレイに仕上がります。アイロン後は、干してしっかり乾かしましょう。
洗濯のシワの大きな原因は「詰め込みすぎ」です。衣類量を減らし、おしゃれ着コースで洗うだけでも、シワがかなり改善されるので、まずはそこから試してみてくださいね!