片付けできない人にイチオシの「全出し」とは【服や雑貨の大掃除術】

家のこと

2023.12.30

こんにちは。洗濯研究家で4児のママの平島利恵です。 洗濯を生業としている位、洗濯は得意ですが、実は片づけが大の苦手。家族にも「お母さん、これどこ?」「あれがない!」と聞かれる毎日であり、探し物をしている時間がムダな時間なのでは?!と大掃除の時期に片づけのスイッチが入りました。片づけが苦手な人でも片付けることができ、物のありかが一目瞭然でわかる方法3ステップをお伝えします。

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ステップ1:片づけたい場所にあるものを全部出す

怖ろしい部屋・・怖ろしい部屋・・!

まずは、何も考えずにとりあえず全部出してください。ここで大事なのは「何も考えず」ということです。

これ懐かしいなとか、あっ!見つかったとか色々思うところもありますが、手を止めずに全部出します。

ポイントは、「片づけたい場所」の範囲を決めること

例えば、片づけたい場所がキッチンの場合、キッチンにある全部のモノを出すと疲れてしまいます。
「今日はキッチンの食器棚の引き出し部分だけ」と片づける場所はなるべく狭い範囲から。

目安としては「片づけると決めた範囲のものを全部出したときに約1時間くらいかなという量」です。

1時間の目安がわからない場合や迷う場合は、とりあえずやってみることが大事なので、まずは場所を決めてやってみることです。

全部出してみました

ステップ2:要るものと要らないものに分ける

要るもの、要らないものにわける、つまり、残すもの、残さないものに分けます。

残すものと捨てるものに分けます

残すものの目安として
1軍は「普段使っているもの」
2軍は「たまにつかうもの」
3軍は「シーズンやイベントになったら使うもの」「思い出として残しておきたいもの」「保管しておかなければならないもの(例えば年末調整で必要な領収書など)」

それ以外は「使わないもの」……つまり、要らないものです。

要らないものは、「メルカリなどで売れるもの」「寄付するもの・譲るもの」「ゴミとして捨てる」の3つに分けられます。

私は、常にゴミはすぐに捨てる性格なので「売れるものや譲るもの」はあったとしても「ゴミとしてすてるもの」はひとつもないと思っていましたが、大間違いでした。

この他の場所も整理をしたときに毎回、ゴミとして捨てるものがあったので、きっと「ゴミとして捨てるもの」が出てくるはずです。

手放すもの

ステップ3:しまう

残すものが決まったので、あとは「しまう」だけです。

先ほど、残すものの目安で1軍・2軍・3軍と分けたと思います。

片づけられない人の特徴は、普段収納するときに、1軍・2軍・3軍のモノ(服)が混在している傾向にあります。(かく言う私もそうでした)

例えば、半袖と長袖のTシャツが混ざっていたり、上の服と下の服が同じケースに入っていたり、「今、手にしたいモノ」のありかがハッキリとしていないので、片づけたとしてもまた同じように戻ってしまいがちです。

ここでおすすめの方法は「1軍はより手にしやすい場所」に置くことです。
1軍のモノを一番手を伸ばしやすい場所に置くことで、「一番使うモノのありか」が分かりやすくなります。

逆に3軍は、棚の一番下など「取りにくい場所」に置く。この場所の優先順位を決めてしまうだけで、使い勝手がまるで変わります。

この3ステップは新しい収納ケースを購入する必要もなく、今すぐ始められる方法です。
3ステップが完了すると「この収納があったら便利だな」ということが出てきますが、大事なことはこの3ステップが完了する前に先に収納ケースを買わないことです。

ステップ2の「要るものと要らないものに分けたとき」に、収納スペースが思ったより広くなりますし、ステップ3で1軍~3軍を「今までと違う場所にしまったとき」にはじめて、必要な収納ケースが何かわかります。

こんなにキレイになりました

以前はこの部屋に入るのが億劫でしたがまるで違う部屋に様変わり。
片づけが苦手な人でもきっとできる大掃除の整理方法なのでぜひトライしてみてください。
こちらが私自身がトライしてみた服部屋……もとい納戸の大掃除の様子です。

この3ステップで大掃除をしたのでぜひ御覧になってください。
ちなみに、これ以降、この部屋はずっとこのままで使いやすくなりましたし、家族に「〇〇はどこ?」と聞かれなくなり、日々のプチストレスが解消されました。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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