掃除に欠かせない「クエン酸」実はNGな“使ってはいけない4つの場所”とは?

家のこと

2024.02.08

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。水まわりの掃除に重宝する「クエン酸」ですが、万能とはいえなんでも使えるわけではありません。ここでは、知っておくべき「クエン酸NGの使えない場所」をご紹介します。

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水拭きできない素材

水拭き出典:stock.adobe.com

クエン酸で掃除した後は、必ず水を使います。クエン酸が残って白くならないように、水で流したり水拭きしたりする必要があるんです。
そのため、水に弱い素材や場所の掃除には使えません。水分が得意でない場所でクエン酸を使うと、しっかり落としきれずシミになる場合があるため避けましょう。

コンクリート

コンクリート出典:stock.adobe.com

コンクリートはクエン酸との相性が悪く、かえって劣化を早める恐れがあるため使用NGです。
アルカリ性のコンクリートに酸性のクエン酸を使うと、さびや汚れが悪化するだけでなく、コンクリートの耐久性が弱まる場合もあります。

金属・鉄素材

金属出典:stock.adobe.com

クエン酸はさび取りに便利ですが、同時に金属や鉄も溶かしてしまいます。
そのため、鉄・金属製の家具や調理器具の汚れを落とすには使えません。さびを落とすどころか、腐食が進みさびが酷くなるため注意が必要です。

油汚れ

五徳出典:stock.adobe.com

使用NGというわけではありませんが、油汚れの掃除にクエン酸は不向きです。
油汚れはクエン酸と同じ酸性なので、汚れに効果があるのはアルカリ性。クエン酸で掃除をしても、それほど汚れが落ちず手間がかかります。

塩素系の洗剤と一緒に使わない

塩素系のスプレー洗剤出典:www.photo-ac.com

クエン酸を使うときは、場所を問わず「塩素系の洗剤」と同時に使ってはいけません。
人体に害のあるガスが発生し、最悪の場合は命にかかわります。

クエン酸はエコでやさしい万能な洗剤であることは確かですが、いくつか注意点もあります。安全に使うためにも、使えない場所や使用方法を知って、毎日の掃除に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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