教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
冷蔵庫に余った野菜で作れる
食事作りをしようと思っていたけれど、買い物に行けなかったり、疲れて何もやる気がなかったりする日もあります。「それでも体にいいものは食べたい!」そんなお悩みに寄り添う、とっておきのレシピをご紹介します。
冷蔵庫にある余った野菜や材料でOKです。調味料も自宅にあるモノで作ります。今回は鍋を使って作りますが、鍋料理というよりは蒸し料理を作っていきます。
酒蒸し鍋というもので、野菜や具材を全部鍋に入れて火にかけるだけで蒸し上がる、とっても簡単で栄養バランス満点のレシピです。これは覚えておくと重宝します。
「酒蒸し鍋」の作り方
材料は、冷蔵庫にある余り物でOKです。今回使用した材料は冷蔵庫にあったキャベツ、小松菜、さつま芋、しめじ、もやし、鶏ひき肉、鮭です。冷蔵庫の余り物をうまく活用していきましょう。鍋の大きさによって、材料の量を調節してください。
準備
合わせ調味料はつけダレをカップの中に作って、一緒に鍋の中で蒸していきます。同時に温めるという感じですが、鍋が小さい場合は、つけダレは電子レンジなどで温めるよう別添いしていただいてもOKです。鍋の大きさと状況によってご判断ください。
作り方
1.野菜を水洗いをして、食べやすい大きさにカットします。水洗いやカットなどは、使う野菜に応じて行ってください。野菜や魚、肉などを鍋に並べます。
ポイント
・火の通りにくい食材は、大きくカットしてしまうと、ほかの具材との加熱時間がずれてしまいます。全体にバランスがよく火が通るような大きさでカットしていきます。
2.カップ(耐熱)に、みそ大さじ2、水大さじ2を入れて、よく溶きます。酢大さじ1、ごま油大さじ1、好みのラー油を好みの量を入れて、混ぜ合わせます。
3.酒大さじ4、水大さじ4を合わせます。鍋の縁の方から、全体にかけていきます。ふたを閉めて、蒸気が蒸しあがってきたら弱火にして15分火にかけます。最初は強火で、蒸気が上がってきたら15分ほど蒸します。
4.食材の火の通り具合を確認します。
5.食卓に鍋を並べて取り分けながら、つけダレをつけて召し上がってください。
いかがでしたか? 余った鮭やひき肉などを入れると、たんぱく質などバランスをよく取ることができます。
鍋の具材が余ったときは、温めた豆腐の上にのせて、つけダレをかけてアレンジするのもおすすめです。また豚薄切り肉を焼いて、余った鍋の具材を巻いて食べる食べ方もあります。ぜひ、作ってみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。