生まれる前から始まっている?誕生日を祝う文化
今は日本でもベビーシャワーを開く人がいますが、北米には昔からベビーシャワーの文化があります。それを皮切りに、毎年盛大に子どもの誕生会を開く人が多いです。特にキンダー(年長)から小学校中学年くらいまでは友達を呼んでの誕生会の最盛期。大きい学校に通っていると毎週末誰かの誕生会に呼ばれるなんていうことも(笑)。
大きくなると、仲の良い友達同士で集まったり、映画に行ったりして過ごす人もいるようですが、大人になっても誕生会を開く人もいます。みんなでワイワイお祝いするのが好きなんでしょうね! 誕生日が近づくと、誕生会の場所決めや準備で、親はそわそわしてしまいます。
学校にケーキを持っていくことも
カナダの学校では誕生日の生徒のためにみんなでバースデーソングを歌ったり、寄せ書きやカードを送ったりすることがあります。それに対する感謝の意味も込めて、誕生日に学校にカップケーキやお菓子、クラスメートに渡すグッディーバッグ(お返しの小さなおもちゃやお菓子が入った袋)を持ってくる親もいます。
日本ではない習慣ですが、子どもたちは感謝の気持ちを伝えながら、みんなにケーキやお返しを振る舞えるのが嬉しいみたいです。
バースデーパーティーの会場は?
今まで子ども達の誕生会に使ったり呼ばれたりした会場の一例をあげてみると、
室内トランポリンパーク、体操教室、プレイエリア付きのカフェ、アート教室(1時間のアートクラス)、陶芸教室(マグカップ作り)、クッキングスクール(ピザ作り体験)、レーザータグ(室内サバイバルゲーム)、手品師を呼んでのパーティー、スーパーヒーローやプリンセスの俳優を呼んでのパーティー、室内自転車パークなど。
自宅や公園でなるべくお金をかけずに行う誕生会もありますが、我が家のように人を呼ぶスペースがないマンション暮らしの人や、秋冬生まれの場合は外が寒く天気が悪いことが多いため、室内の遊び場でのバースデーパーティーパッケージが人気です。
クラスや室内の遊び場は、パッケージ辺り呼べる人数や飾り付けの可否などが異なり、予算は大体250ドル〜500ドルくらいが相場です。
今年の我が家のキッズのパーティーは
我が家の子ども達は誕生日が12月、1月と近いことから、2人まとめて誕生会を行いました。場所は、18人と比較的人数をたくさん呼べてみんなで参加できる体操教室にしました。
子ども達はプレゼントをもらうのも楽しみだと思うのですが、我が家はマンション暮らしでスペースが限られていること、プレゼントの数が兄弟で違うと喧嘩になる可能性があることから、プレゼントはお断りし、代わりに1家族5ドルの寄付をお願いして、集まったお金で1つずつプレゼントを買いました。
パーティーの構成は1時間15分の体操教室(先生付き)と、その後部屋を移動して45分のケーキタイムでした。勝手に個々が好きなスペースで遊ぶのではなく、先生付きでみんなでクラスに参加できるのがとてもよかったです。掃除代も含まれていたので、自分の持ち物だけを片付ければよかったのも楽でした。
我が家は子どもが幼稚園の頃までは家族でお祝いするだけで大きい誕生会を開いたことがありませんでした。それでも十分かなと思っていたのですが、小学校に入ると呼ばれる機会が多くなるので子ども達も友達と誕生会を祝いたいという気持ちが強くなるようです。
お金と手間はかかりますが、これもカナダならではの思い出作りかなと思い、私も楽しみながら子どもの誕生会を企画しました。いくつになっても誕生日は特別な日。日本とカナダでは誕生会のスケールが違って最初は驚きましたが、どんな形でも誕生日の本人が楽しめる思い出を作ってあげたいですね!