教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん
株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。
運が悪いと思っている人の「5つの特徴」
運が悪い人は、大切なことを忘れがちな人です。
運は誰にでも平等にあるものですが、受け取らなければ幸運になれるはずがありません。運が悪いと思っている人の特徴をまとめたので、チェックしてみてください。
1.感謝をしない(できない)
運が悪い人は、自分のことだけを考える思考パターンになっています。
いいことが起こると自分のおかげ、思い通りにならないと他人のせい、といった捉え方をします。そのため周りの人たちからのサポートはされずらく、仲間もできません。結果的に、さらに感謝ができない状況が積み重ねられてしまうのです。
このような運も人も逃げてしまっている状態を回避するためには、多くの人たちに支えられて毎日過ごせている事実に“気づく”練習をしてあげましょう。
2.不安探しばかりする
どんなにありがたい状況にいても、楽しもうとしない、感謝をしないのであれば、運が悪いと思うのも当たり前だと言えます。
例えば、
- 今年はボーナスが多かったのに「来年は出ないかもしれない」
- すごく素敵なレストランで食事をしていても「もう来られないかもしれない」
- こんないいことがあるなんて「次は悪いことが起こるかもしれない」
このように不安探しばかりしていては、どんなに楽しいことがあっても、すべてなかったことになってしまいます。これは、あまりにももったいない人生の過ごし方です。
不安がるクセがある人は、今の事実をシンプルに確認する視点を持ちましょう。
3.他人を信じない
私たちの脳は、人と繋がっていると感じるときに「オキシトシン」というホルモンが出て、穏やかになる、安心するという機能があります。
しかし運が悪いと思っている人は、他人を信じない、つまり自分にとって良くない存在だと感じて緊張状態になってしまうのです。
運もお金も情報も、人から入ってきます。
人を信じることができないと、行動や情報も限定的になり、入ってくる運も少なくなってしまいます。シャットダウンしていないか、見直していただきたいポイントです。
4.ネガティブな言葉を使う
運が悪いと思っている人は、運が悪くなるような解釈をしているので、言葉もネガティブなほうに引っ張られています。
例えば、「どうせ無理だった」「やっぱり失敗した」「〇〇だから、うまくいかなかった」というような解釈や言葉が多いのです。
こういった言葉を使う人と、感謝や喜んでいる言葉が多い人では、どちらが信用されて、どちらが人に好かれるのかはお分かりですね?
言葉は、何を信じているのかのバロメーターです。意識してポジティブな言葉を探してみてください。
5.自分で決断をしない
運が悪いと思っている人は、自分で決めることを避けています。自分で考えずに他人任せにしているので、幸せや成功などの価値観も他人軸に。
他人軸になるということは、自ら人生を切り開かないということでもあるので、運がよくなるはずもありません。他人や起こった出来事に振り回され続けて、運が悪いと感じる機会が増え続けてしまいます。
運が悪いのではなく、自分が状況を切り開こうとしていないのだと気づけるようになりましょう。