モノが多いとなぜストレスを感じやすいのか?
脳が視覚的に刺激を受けて疲れるから
ダイニングテーブルの上や床にモノが乱雑に散らかっている状態を見て、ストレスに感じた経験はありませんか? 脳が視覚的な刺激を受けているため、イライラしてしまうことが原因です。視覚的に情報量が多すぎることで、脳は知らず知らずのうちに疲れてしまいます。
モノに注意力が奪われて疲れるから
デスクワークを始めようと思ったとき、デスクが散らかっていることで注意力が低下して作業がはかどらない……という経験はありませんか? 目の前のモノに気を取られて注意力が低下してしまい、今やりたいことに集中できず、疲れてしまう状態です。
探し物が見つからず時間に追われるから
モノが多いと、その分そのモノを管理する必要があります。多すぎるモノの管理は思っている以上にエネルギーと時間を必要とするので、管理できずに探し物ばかりしてしまうという状態になってしまいます。探し物が見つからないと、さらに買い物をしてモノが増えてしまうという負のループに陥ってしまいます。
リラックスできないから
本来リラックスして休息する部屋にモノが溢れていると、心も身体も休まらずリラックスできません。片付けができていない散らかった部屋に身を置いていると、片付けできていない自分自身を責め、ネガティブな思考になって疲れてしまいます。
モノが多いストレスを解消する方法
必要なモノと不要なモノに分ける
ストレスを減らすには、やはり物理的にモノを減らしていくことが必要です。まずはモノと向き合い、自分にとって家族にとって必要なモノ、不要なモノとに分けていきます。モノの要不要の判断は思っている以上にエネルギーを必要としますが、ここを避けては理想の暮らしを叶えることはできません。
「1年以内に使ったモノか?」「理想の暮らしを叶えるために必要なモノか?」という視点で、一つ一つモノと向き合っていきましょう。
モノを増やさないルールをもうける
せっかくモノと向き合って片付けても、モノを増やしてしまう習慣が変わらなければ、あっという間にリバウンドしてしまいます。買い物の頻度や買い物の量など、モノを増やしすぎてしまう習慣がないか改めてチェックして、モノを増やさないルールをもうけましょう。
リセット習慣をつける
モノと向き合い、不要なモノを手放して、モノを増やさないルールをもうけることができたら、片付いた状態を維持することが必要です。そのためには、定期的に部屋をリセットする習慣をつけることが大切。日々の暮らしの中で無理のない範囲でリセット習慣をつけることで、片付いた空間を維持して、心も身体もリラックスできる空間を手に入れましょう。
モノが多いとストレスを感じやすい理由と解決策をご紹介しました。モノに空間を奪われ、エネルギーを奪われるのではなく、必要なモノに囲まれたリラックスできる空間を目指して、できることから始めてみてくださいね。