教えてくれたのは……小林青果株式会社さん
創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。
糖尿病によい食品とは?
糖尿病は、日本を含む世界中で多くの人々が抱える健康問題のひとつ。
発症予防や、発症後の体調管理のため「糖尿病によい」とされる食べ物は、血糖値の急激な上昇をおさえ、体内での糖の吸収をゆるやかにする特性を持つものです。
これには、低GI(グリセミック指数)食品、食物繊維が豊富な食品、そして必要な栄養素をバランスよく摂取できる食品が含まれます。
糖尿病によいとされる食品【具体例】
1. でんぷん質の少ない野菜:ブロッコリーやカリフラワーなどが含まれます。
2. 海藻・きのこ類:食物繊維が豊富で、血糖値の上昇をゆるやかにします。
3. 全粒穀物:玄米や全粒粉、大麦などがあり、白米や精製された穀物に比べて血糖値の上昇を緩やかにします。
4. 魚:特に青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は、炎症を抑える効果があります。
5. 大豆製品:高野豆腐は、血糖値の上昇を抑える効果があるとされています。
6. 果物:果物には自然な糖が含まれていますが、食物繊維も豊富で、適量を摂取することが重要です。
7. ナッツ:健康的な脂肪と食物繊維で、満足感を与えることで過食を防ぎます。
これらの食品は、血糖値のコントロールを助けるだけでなく、栄養バランスを整えるのにも役立ちます。食事の量やバランス、食べるタイミングも重要なため、個々の状態に合わせて調整しましょう。
糖尿病の方は、医師や栄養士と相談しながら個人に合った食事プランを立てる必要があります。
食事以外でも気をつけるべきこと
糖尿病によい食べものを選ぶことは、糖尿病の予防や管理において重要なステップです。
しかし、全体的なライフスタイルの改善も同様に重要です。適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理も、血糖値のコントロールと糖尿病の予防に役立ちます。
健康的な食事とバランスの取れたライフスタイルが、糖尿病とその合併症から身を守るカギとなるでしょう。
次回は、『「糖尿病に効果的な野菜」発症予防や改善に役立つ食べ方』をご紹介します。