洗濯槽だけじゃない。「洗濯機」の汚れが溜まっている“意外な場所”【知って得する掃除術】

家のこと

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2024.05.12

毎日使う洗濯機は、洗濯機自体にも汚れが溜まりがち。でも掃除が面倒で、つい後回しにしていませんか? 洗濯槽だけでなく、“ある部分”も意外と汚れが溜まっているというのは、お掃除のプロ、家事代行マッチングサービス「タスカジ」のmachamachaさん。今回は、洗濯機まわりの掃除方法を教えていただきました。

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教えてくれたのは……タスカジのmachamachaさん

machamachaさん

家事代行マッチングサービス「タスカジ」ハウスキーパー。家事歴36年。
整理収納や掃除を通して、居心地のいい空間づくり、暮らしやすくするためのお手伝いを実践。100円グッズをはじめとした家事アイテムにも詳しく、より時短で楽に片付けや掃除ができる方法を提案するほか、テレビ・雑誌・WEBなど各種メディアでも生活に役立つ家事ワザを多数紹介している。北欧式整理収納プランナー。

洗濯槽の掃除におすすめの洗剤とは

洗濯槽の掃除には「塩素系」がおすすめ

洗濯槽の掃除には「塩素系」の洗剤をおすすめしています。
塩素系洗剤の強みは、強力な洗浄力。洗浄によって出てくるゴミも細かく分解してくれるので、洗浄後のお掃除がラクなこともメリットですよ。

※塩素系の洗剤は、クエン酸などの酸性洗剤と混ざると有毒ガスなどが出て危険です。酸性洗剤と塩素系洗剤は、同時に使用しないように注意してください。

洗濯槽の掃除をするときの「2つのポイント」

洗濯槽のお掃除をする際には、私は下記の2つのポイントを意識しています。時間を有効に使って、効率的にお掃除しましょう!

◆ポイント1:洗濯槽の洗浄をする前に、排水フィルターにゴミが溜まっていないかを確認する。
洗浄中はフィルターにゴミが溜まります。排水詰まりになって余計な時間をとられないように、前もってキレイな状態にしておきましょう。

◆ポイント2:“ついで掃除”をおこなう。
洗濯槽の洗浄中に、つい放置してしまいがちな洗濯機まわりも一緒にキレイにしてしまいましょう。意外と汚れているのが、洗剤や柔軟剤の投入口、そしてドアやパッキンまわりです。「洗濯槽の掃除+まわりの掃除」をセットにして習慣づけておくと、汚れを溜めずに済みます。

洗濯槽&洗濯機まわりを効率的にキレイにする方法

用意するもの

  • 塩素系の洗濯槽クリーナー
  • やわらかい素材のブラシやスポンジ(使い古しの歯ブラシでもOKです)
  • クロス

掃除方法

1.洗濯機の電源を入れ、洗濯槽クリーナーを投入します。1.洗濯槽クリーナーを投入する

2.洗濯機に「洗濯槽洗浄コース」の機能がある場合は、そのコースを選んで運転をスタートします。ない場合は、標準コース(洗濯・すすぎ・脱水)を1サイクル運転するなど、洗濯槽クリーナーの使用方法に従っておこなってください。
※縦型の洗濯機の場合は、高水位まで給水してから運転をスタートします。2.洗濯槽洗浄コースで運転する

3.洗浄している間に、洗剤や柔軟剤の投入口部分も水で濡らしたブラシやスポンジでやさしくこすり洗いして、きれいにしましょう。
縦型の洗濯機の場合も同様に、洗剤や柔軟剤の投入口や上部の汚れている部分を、水で濡らしたブラシやスポンジでこすり洗いで掃除します。洗浄中に一時停止して洗濯機のフタが開けられない場合には、洗浄終了後におこないましょう。

3.洗剤投入口も“ついで掃除”

洗濯槽の上部の溝にも意外と汚れが溜まっているので、洗浄中の時間を使って、ついでにお掃除するとよいですよ!縦型洗濯機の場合の洗剤投入口の掃除方法

4.運転が終了したらドアを開け、ドアやパッキンまわりの水気をクロスで拭き取って完了です。ドアやパッキンまわりに汚れやほこりが残っているときには、クロスでしっかり拭き取りましょう。4.水気を拭き取って完了

洗濯槽のカビ予防は「乾燥させる」ことが大切

洗濯槽の中は常に乾燥させておく

洗濯機のカビの繁殖を防ぐためには、いつも乾燥した状態にしておきましょう。
洗濯機を使っていないときは、洗濯槽内に湿気がこもらないようにドアを開けておくのがベストです。小さなお子さんがいたり、スペースの問題があったりして常に開けていられないご家庭は、運転が終わった後にサッと水滴を拭く習慣をつけておくと◎ですよ!

取材協力:タスカジ

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

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