夏は、Gにとっても家の中が快適
Gが最も活動しやすいのは、25~28℃ほどの気温です。ただし、外気温が30℃以上になると、Gは暑さをしのぐために屋内に侵入する可能性が高まります。
家の中は、人だけでなくGにとっても快適。エサや水分があるため、繁殖に適した環境なのです。
Gが出やすい家に共通する特徴とは
一般家庭でよく見かけるのは「クロゴキブリ」です。この種類は、ジメジメと湿気が多くて暖かく、陽の当たらない狭い場所、さらにエサとなるものがあるところを好む傾向があります。
今回は、Gが発生しやすい家の「6つの特徴」と、それぞれの対策をご紹介します。意外と知られていない項目もあるので、ご自身の家に当てはまるものがないかをチェックしてみてくださいね。
特徴1.侵入経路となる「すき間」がある
Gは、換気口、網戸やドアのすき間、排水パイプなどのすき間から、家の中に侵入します。玄関や窓は開けっ放しにしないことや、網戸のすき間は「すき間テープ」などを使って埋めるなどの対策をとるのがおすすめです。
特徴2.ゴミや食べこぼしが多い
食品や食べこぼしを放置すると、Gが発生しやすくなります。お菓子のかけら1つであっても、Gにとってはご馳走です。冷蔵庫の裏、コンロの下に溜まりがちなゴミや調理くずも発生原因につながるため、家の中を清潔に保つことが大切です。
特徴3.汚れた食器を長時間放置している
汚れた食器を放置すると、ゴミや食べこぼしと同様にGのエサになるため、寄せつけてしまいます。食べ終わった食器は、早めに洗って片づけるようにしましょう。
特徴4.水回りが常に濡れている
キッチンのシンクやお風呂場に、いつも水や水滴がある状態はGにとって居心地の良い環境となるため、注意が必要です。使い終わった後は水分を拭き取る、浴室乾燥機を使うなどして、水回りを乾燥させる習慣をつけるとよいでしょう。
特徴5.ダンボールを捨てずに保管している
雑食性のGは、食品だけでなく紙、木片、皮革類なども食べることもあります。
また、宅配便や引っ越し時のダンボールにGの卵が付き、そのまま気づかずに放置すると、ダンボール内で孵化してしまうこともあります。ダンボールは保管せず、すぐに処分するように心がけてください。
特徴6.ベランダに植木鉢がある
Gは物陰で湿ったところを好むため、植木鉢の下は格好の場所です。Gがベランダから家の中に侵入するのを防ぐために、必要以上に植木鉢を置くのは避けたほうがベターです。
いかがでしたか? 多くの項目にあてはまる場合は、Gが好む家の特徴を持っている傾向があると言えるかもしれません。遭遇したくない方は、家の中とベランダの環境を見直してみてくださいね!
取材協力:アース製薬