教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
ストックや作り置きにおすすめ
今回は、野菜の最強ストック術をご紹介します。ストックした野菜の活用術として、すぐに試してみたくなる簡単アレンジレシピもご紹介します。
きのこは食物繊維たっぷり含まれており、どんな料理にも寄り添ってくれますので、毎日何かしらの形で食べるのがおすすめです。作り置きやストックしておくと重宝します。
きのこ
油できのこを炒めると、ビタミンDの吸収が高まります。きのこに含まれるビタミンDは脂溶性のビタミンなので吸収がよくなります。
えのきは加熱をするとネバネバがでてきます。きのこに含まれるネバネバは、糖たんぱく(糖とたんぱく質が結合したモノ)で水溶性食物繊維ともいわれています。腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境を整えるのにも役に立ちます。このほか、きのこには免疫力を高めるβ-グルカンなども含まれています。
「きのこの保存方法と活用術」
きのこは冷凍するなどいろいろな保存方法がありますが、今回はきのこの栄養を効率よくとるための保存法をご紹介します。数種類のきのこをブレンドすると相乗効果でより栄養が高まります。好みのきのこを用意してください。
保存方法
1.きのこを食べやすい大きさに切ります。好みの大きさでOKです。
2.フライパンに油を引き、きのこを全て入れて炒めていきます。今回は保存をするので味つけはしません。塩こしょうなど軽く下味をつけてもOKです。
※米油やオリーブオイルなど、オレイン酸が多い油を使うと酸化しづらいので加熱調理にはおすすめです。
3.きのこの粗熱が取れたら保存袋に入れて密閉していきます。
保存は冷蔵庫で4〜5日、冷凍庫でひと月可能です。
冷凍庫をする場合は袋にきのこを入れた状態で4等分に小分けするように、手で分けるのもおすすめです。
活用方法
食物繊維たっぷりのきのこに、植物性の乳酸菌たっぷりのキムチを合わせました。
1.食べたい分、作りたい分の量をボウルに出します。そこにキムチを適量加えて混ぜ合わせます。
2. 1にごま油を適量入れて、混ぜ合わせます。味が薄い場合は塩を加えてください。
3.器に盛つけてできあがりです。
いかがでしたか? 栄養効果が高まる保存方法です。ぜひ、試してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。