傘のはっ水力は徐々に落ちる
傘はそうそう買い替えるものではなく、壊れるまで使う方がほとんどでしょう。
しかし、はっ水力はずっと続くものではありません。愛用していくうちにコーティングが弱まり、雨をはじかなくなることもあるんです。
でも大丈夫! どのご家庭にもある「ドライヤー」を使うと、はっ水力が簡単に復活します!
傘のはっ水力を復活させる裏ワザ
今回は、わたしが10年以上愛用している傘で試していきます。
はっ水力が落ちて、傘の表面は水でじっとり濡れています。コーティングが完全に落ちていることがわかりますね。
ここで使うのが、ドライヤー。傘から10cmほど話して、温風をあてます。
1枚につき30秒程度、あてすぎ・近づきすぎに注意しながら傘全体をドライヤーで温めていきます。
温め終わった傘を、再び水で濡らしてみると……?
しっかり水をはじきました!
じつはこれ、はっ水加工に使われている「フッ素」を元に戻すことで復活するというもの。摩擦などで乱れたフッ素はドライヤーで温めることで「はっ水する力」が戻るというわけなんです!
やり方はとても簡単。梅雨本番をむかえる前に、傘が活躍する裏ワザ試してみてはいかがでしょうか?
※今回ご紹介した裏ワザは、ビニール傘には使えません。熱でビニールが溶ける可能性があります。劣化の進んだ古い傘も、はっ水コーティングが復活しない可能性があります。その場合は、はっ水スプレーを使うと便利ですよ。