「りんご」そのまま食べたら損!ひと手間加えるだけで栄養が格段にアップする“驚きの食べ方”

料理・グルメ

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2024.06.07

皮をむけばそのまま食べられるりんご。そのまま食べても体が喜ぶイメージが強いですが、管理栄養士の関口絢子さんによると、ひと手間加えることでより効果的に食べられるんだそう。今回は、「ゆでりんご」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん

料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。

ひと手間加えるとさらに体が喜ぶ

りんご出典:www.photo-ac.com

今回は、りんごの効果を飛躍的にアップさせる驚きの方法をご紹介します。善玉菌を増やしたい方は必見です。りんごをゆでるだけですが、なぜ効果が増えるのかを理解してからお試しいただきたいと思います。

りんご

りんご出典:www.photo-ac.com

りんごの成分は食物繊維が多いため、ダイエットやお腹をすっきりさせたいときによく出てくる食材です。りんごには発酵性の食物繊維ペクチンが豊富に含まれます。発酵性の食物繊維は腸内善玉菌のエサとなって、短鎖脂肪酸が作られます。

短鎖脂肪酸は全身の健康に役立つことがわかっていますが、腸の中ではまず腸の内皮細胞のエネルギーになるので腸が元気になります。有害物質を作り出す悪玉菌の増殖を抑えて、善玉菌が住みやすい環境を整える作用があります。

りんご出典:www.photo-ac.com

りんごには、以下のような5つの効果が期待できます。

  1. カリウム:ナトリウムを排出し、血圧のコントロールする
  2. クエン酸:疲労回復やミネラルの吸収を助ける働きがある
  3. りんごに含まれるいろいろなポリフェノール:その6割を占めるプロシアニジンは高い抗酸化(老化予防やがん予防)力がある
  4. 加工の過程で作られる有害物質などを排出する解毒酵素を増やす効果が期待できる
  5. 肝臓の保護、糖代謝促進、脂質代謝促進などの効果が期待できる

りんごのペクチンは100度以上で加熱をすることで活性化されて、効果が6~9倍もアップするのだそう。りんごポリフェノールやペクチンは皮と実の間に多く存在しているので、皮ごと使うのがおすすめです。

「ゆでりんご」の作り方

カットしたりんごを沸騰した鍋に入れてしまうと、栄養成分が水の中に溶け出してしまいます。りんごの中にある栄養成分は、皮の内側に閉じ込めてあげることがポイントです。

材料

  • りんご……1個

作り方

1.りんごを水洗いします。鍋に水を入れ、沸騰したところにりんごを入れ、3分程度ゆでていきます。

鍋に入れたりんご出典:www.youtube.com

2.鍋から取り出し、放置をして冷まします。

ゆでたりんご出典:www.youtube.com

りんごを半分に切ると、皮と実の間、表面から5mm程度のところだけに火が通ってます。皮と身の間にたっぷり含まれているペクチンがしっかりと活性化していますので、そのまま食べるよりもさらに効果的なりんごになりました。

ゆでたりんご出典:www.youtube.com

ゆでたりんごは、ビフィズス菌が含まれるヨーグルトやプルーン(便秘解消にいい食材)、シナモンパウダーと混ぜ合わせてアレンジして朝食に食べるのもおすすめです。

りんごとプルーンのヨーグルトサラダ出典:www.youtube.com

いかがでしたか? りんごのすばらしい効果をパワーアップさせるとっておきの腸活レシピです。ぜひ、試してみてください。

※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。

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著者

ayako

ayako

「笑顔になるように」を大切に毎日を過ごしています。 子どもと図書館で一緒に過ごすことが大好きです。 皆さんのお役に立てるように頑張ります。

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