NGその1.暑いときにすぐ1℃下げる
エアコンをつけていても室温が低くならず涼しくならないとき、すぐに温度を下げるのはNGです。その理由は、エアコンは温度を下げるときに多くの電力を消費するから。
暑いときは温度ではなく、風量を上げる方が消費電力は少なく済みます。温度が変わらなくても、風量を上げて風が吹くと涼しさは段違いです。
「ちょっと暑いな」と感じたら、温度を下げる前に風量を調整してみましょう。
『室温を下げる代わりに風量を強くすることで体感温度が下がり、涼しく感じられます。』
引用:ダイキン_エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査
https://www.daikin.co.jp/press/2024/20240424
NGその2.風量を「弱」にする
風量を「弱」に設定すると、なんとなく電力量が下がりそうな気がしますが、これも間違い。風量の強さと消費電力は比例しません。
むしろ弱にすると熱交換器を通る空気の量が減り、熱を集めるのに時間がかかります。その分エアコンに負荷がかかり、余計な電気を使ってしまうのです。
エアコンをつけっぱなしにするのなら、弱ではなく「自動運転」の方が節電になります。
NGその3.風向きを「ななめ下」にする
エアコンは風向きも重要。冷たい風を体に直接あてるのなら、風向きを「ななめ下」に設定するとよさそうですが、電気代の節約にはなりません。
冷たい空気は重さがあるため、ななめ下に風を送ると暖かい空気が上へ溜まります。その結果、エアコンが暖気に反応して余計に稼働し、電力を消費してしまうんです。
節電するのなら、風向きは「水平」がベスト。冷気が自然と床へ落ちるので、効率よく室温を下げることができます。
節電につながる使い方を
猛暑、そして熱帯夜が多くなる今年の夏は、安全に暮らしていくうえでエアコンが欠かせません。
電気代の高騰を最小限に食い止められるよう、節電につながる使い方を意識しましょう。