電気代かさむ。「エアコン」の意外と知らない“3つのNGな使い方”

働く・学ぶ

2024.07.09

節約生活スペシャリストの三木ちなです。異例の猛暑となりそうな今年の夏を乗り切るには、日夜問わずエアコンが欠かせません。ただでさえ恐怖の電気代、使い方によってはさらに上がるかもしれません。ここでは、電気代がかさむ「エアコンのNGな使い方」についてご紹介します。

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NGその1.暑いときにすぐ1℃下げる

NGその1.暑いときにすぐ1℃下げる

エアコンをつけていても室温が低くならず涼しくならないとき、すぐに温度を下げるのはNGです。その理由は、エアコンは温度を下げるときに多くの電力を消費するから。
暑いときは温度ではなく、風量を上げる方が消費電力は少なく済みます。温度が変わらなくても、風量を上げて風が吹くと涼しさは段違いです。
「ちょっと暑いな」と感じたら、温度を下げる前に風量を調整してみましょう。

『室温を下げる代わりに風量を強くすることで体感温度が下がり、涼しく感じられます。』
引用:ダイキン_エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査
 https://www.daikin.co.jp/press/2024/20240424

NGその2.風量を「弱」にする

NGその2.風量を「弱」にする

風量を「弱」に設定すると、なんとなく電力量が下がりそうな気がしますが、これも間違い。風量の強さと消費電力は比例しません。
むしろ弱にすると熱交換器を通る空気の量が減り、熱を集めるのに時間がかかります。その分エアコンに負荷がかかり、余計な電気を使ってしまうのです。
エアコンをつけっぱなしにするのなら、弱ではなく「自動運転」の方が節電になります。

NGその3.風向きを「ななめ下」にする

NGその3.風向きを「ななめ下」にする

エアコンは風向きも重要。冷たい風を体に直接あてるのなら、風向きを「ななめ下」に設定するとよさそうですが、電気代の節約にはなりません。
冷たい空気は重さがあるため、ななめ下に風を送ると暖かい空気が上へ溜まります。その結果、エアコンが暖気に反応して余計に稼働し、電力を消費してしまうんです。
節電するのなら、風向きは「水平」がベスト。冷気が自然と床へ落ちるので、効率よく室温を下げることができます。

節電につながる使い方を

猛暑、そして熱帯夜が多くなる今年の夏は、安全に暮らしていくうえでエアコンが欠かせません。
電気代の高騰を最小限に食い止められるよう、節電につながる使い方を意識しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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