教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん
株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。著書に『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい』(KADOKAWA)がある。
運が逃げてしまう人に共通する寝室の特徴
「毎日なんとなく気が重い」「自分は運が悪い」と感じることはありませんか?
メンタルの不調は、仕事でのミスを引き起こしやすく、イライラが人間関係にも悪影響を及ぼすこともあります。
「運が悪い」と感じるときには、寝室の環境を整えてみるのがおすすめです。運が逃げてしまう人の寝室の特徴をご紹介するので、見直してみてくださいね。
1.寝室が散らかっている
散らかった部屋は、視覚的にも精神的にもスッキリしません。例えば、床に物が散乱しているとリラックスできず、結果として質の高い睡眠を得られません。
心理学の研究によると、整理整頓された空間は心の平静を保ち、ストレスを軽減する効果があることが分かっています。
「〇曜日の朝5分間を片付けの時間にする」と決めて片付け習慣が身に付くと、自信にもつながります。“5分間”という短い時間ですが、一角を整理するには十分な時間です。不要なものを一緒に処分する習慣も同時につけましょう。
2.自分に合っていない寝具を使っている
自分に合っていない寝具は、快適な睡眠を妨げます。快適な寝具は深い眠りを促進し、日中のパフォーマンス向上につなげられるのです。
疲れがとれない寝具は、身体が十分に休まらず、翌朝の疲労感を増大させてしまうことに。一流のスポーツ選手や多くのCEOは、睡眠の質を高めるためにお金と時間を投資しています。
ある方は、枕の高さを調整することで肩こりや頭痛が軽減されてよく眠れるようになり、日常生活の快適さが大きく改善されたとのこと。
自分が心地よく眠れる寝具かどうかを定期的に見直し、適切なものに交換しましょう。
3.照明が明るすぎる
寝室の照明が明るすぎると、睡眠の質が低下します。暗い環境はメラトニンの分泌を促し、深い眠りを助けることが睡眠科学の研究でも分かっています。明るい照明を眠る前に使っていると、脳は「まだ寝る時間ではない」と錯覚し、入眠が遅れることも。
就寝前には、間接照明や暖色系のライトを使用し、リラックスできる環境を整えましょう。
4.電子機器が多い
寝室に電子機器が多いことも、睡眠の質が低下する原因のひとつです。
ブルーライトはメラトニンの分泌を抑制し、入眠を妨げることがあります。ベッドの近くでスマホを使っていると、脳が覚醒状態になったり、不安な要素を探してしまったりするなど、眠りにつきにくくなることがあるのです。
就寝前の1時間は電子機器を遠ざけ、スマホの代わりに本を読むなどして、リラックスタイムを設けましょう。
5.換気が悪い
寝室の換気が不十分だと空気がこもり、睡眠の質が低下します。
空気の流れが悪いことで二酸化炭素濃度が上昇し、頭痛や疲労感の原因となってしまうからです。
窓を開けて朝日を浴びることは、セロトニンの分泌を促し、心身の目覚めにも良い影響を与えてくれます。毎日少なくとも一度はカーテンと窓を開けて換気し、新鮮な空気を室内に取り入れましょう。
自分が心地よいと感じる環境づくりを
運がいい人は、心地よいと感じる場所や空気づくりを大切にしている人でもあります。
運が逃げてしまう人に共通する寝室の特徴を改善することで、もっと清々しい毎日を過ごせるようになります。
上記の5つは、いつでも自分でできることです。寝室の環境を見直して、素敵な運をたくさんつかんでくださいね!