教えてくれたのは……医療法人 春陽会 サクラクリニック
高血圧や糖尿病などの生活習慣病を中心に、禁煙や認知症の治療を積極的に取り組んでいる医療法人春陽会 サクラクリニック。「質の高い医療」「説明を大切」にをモットーに、地域に根ざした医療を目指し、循環器、在宅医療、漢方を使った医療、管理栄養士や健康運動指導士と力を合わせて栄養指導や運動指導も積極的に取り組んでいる。
ブロッコリーは、健康的な身体作りの心強い助っ人!
栄養豊富なブロッコリーですが、特に豊富なのがビタミンC。ブロッコリーに含まれるビタミンCはレモンの2倍とも言われています。その他、抗酸化作用のあるスルフォラファン、βカロテンや腸内環境を整える効果がある食物繊維もあります。さらに、体の余分な塩分を排出し、血圧を安定させることでむくみ予防にも効果的なカリウムなども豊富に含んでいます。まさに、ブロッコリーは万能野菜です。
「足長ブロッコリー」について知っていますか?
「足長ブロッコリー」とはブロッコリーを品種改良して作られた日本生まれの品種です。茎ブロッコリーやスティックセニョールとも呼ばれています。ブロッコリーと同等の豊富な栄養を含んでいます。
特徴
茎の部分が長く、柔らかい足長ブロッコリーは花芽の部分だけではなく芽も茎も食べることができます。アスパラガスや菜の花のような食感で、適度にシャキシャキしておりブロッコリーにはない噛み応えを楽しむことができます。
ブロッコリー・足長ブロッコリーの栄養を逃さない美味しい食べ方3選
1. 蒸し茹で、または電子レンジ調理をする
水溶性の栄養素であるビタミンCは、茹でると水に流れ出てしまいます。
茹でることでビタミンCの残存率は50%程度になるとも言われています。蒸し茹でや電子レンジで加熱することによって、ビタミンCの損失が少なくなり効率的に栄養を摂取することが出来ます。
2. 油と一緒に調理する
βカロテンは脂溶性ビタミンの一種です。油と一緒に調理することによって吸収されやすくなります。油炒めや揚げ物など油を用いて調理するのがおすすめです。
3. たんぱく質と一緒に食べる
ビタミンCには「コラーゲン」の合成を助ける役割があります。肉や魚、卵などのたんぱく質と組み合わせることで体内でコラーゲンの合成に関与し、血管・骨・皮膚・筋肉などを作ります。
いかがでしたか? 食べるだけで元気になれそうな、ブロッコリーの魅力を再発見した気がします。栄養を逃さないブロッコリーの調理方法のコツ、筆者も早速実践しようと思います。みなさんも、ぜひ試してみてくださいね!