種まで食べられるの知らなかった…!「かぼちゃ」の“意外な栄養素”と相性の良い5つの食材

料理・グルメ

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2024.09.25

秋に旬の時期を迎える「かぼちゃ」ですが、今は年中店頭で手に入れることができます。甘みがあって料理にも使いやすい身近な野菜ですが、その豊富な栄養素についてはあまり知られていないのではないでしょうか。そこで今回は、老舗の青果仲卸業「小林青果株式会社」さんに、”「かぼちゃ」に含まれる栄養素と「かぼちゃ」と相性のよい食材”について教えていただきます。

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教えてくれたのは……小林青果株式会社さん

創業以来70年以上にわたり、北九州中央卸市場にて青果の生産者と小売店舗のバイヤーを結ぶ仲卸業を営む小林青果株式会社。九州各県だけでなく、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届けしている。安全で安心できる食品の提供はもちろん、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼を大切にしている。

かぼちゃに含まれる「主な栄養素」

かぼちゃ画像出典:www.photo-ac.com

かぼちゃは、ホクホクとした食感と優しい甘さで多くの人々に愛されていますが、その魅力は味だけにあらず、栄養面でも非常に優れています。
主なものとしては、炭水化物、β-カロテン、カリウム、ビタミンC、ビタミンEなど、私たちの健康に役立つ栄養素が豊富に含まれています。

◆炭水化物
私たちの主要なエネルギー源であり、かぼちゃに含まれる糖質は脳や体を動かすために必要です。しかし、摂り過ぎは肥満の原因にもなるため、バランスのよい摂取が求められます。

◆β-カロテン
かぼちゃの鮮やかな色をつくる成分であり、抗酸化作用により体内の活性酸素を抑制し、免疫力を高める効果があります。体内でビタミンAに変換されることで、皮膚や粘膜の健康を支える重要な役割を果たします。

◆カリウム
体内の余分なナトリウムを排出し、血圧の上昇を抑える効果があります。日本人の食生活では塩分の摂取が多くなりがちですが、かぼちゃを摂ることで、そのバランスを整えることができます。

◆ビタミンC
風邪の予防やストレスへの抵抗力を強める効果が知られており、かぼちゃは意外にもビタミンCが豊富な食材です。

◆ビタミンE
ビタミンCと同様に強い抗酸化作用を持ち、細胞を保護する役割を担っています。

また、食物繊維も豊富で、便通を促す効果があり、脂質や糖質の吸着・排出を助ける働きを持っています。

かぼちゃの栄養を活かす「調理法」とは?

かぼちゃ画像出典:www.photo-ac.com

かぼちゃの栄養を最大限に活かすためには、調理方法にも工夫が必要です。たとえば、かぼちゃは皮にも栄養が豊富に含まれているため、可能であれば皮ごと調理することをおすすめします。また、種にはリノール酸という必須脂肪酸が含まれており、これも健康維持に役立つ成分です。種は加熱してから食べることができ、香ばしい風味が楽しめます。

かぼちゃはその栄養価の高さから毎日の食事に取り入れることが推奨されていますが、糖質の摂取量には注意が必要です。特に、ダイエット中や糖質制限を行っている場合は、摂取量を調節することが大切です。

栄養面で「相性が良い食材」

サンプルイメージ出典:www.photo-ac.com

かぼちゃと相性の良い食材には

  • ほうれん草
  • 鶏肉
  • ナッツ類
  • 乳製品
  • 豆類

があります。これらの食材はかぼちゃに含まれる栄養素との相乗効果で、健康面でよい効果を発揮してくれます。

たとえば、ほうれん草に含まれるβ-カロテンはかぼちゃのβ-カロテンと組み合わせることで、抗酸化作用を強化し、免疫力を向上させる効果が期待できます。また、鶏肉の良質なたんぱく質は、かぼちゃのビタミンCやビタミンEと合わせることで、滋養強壮や免疫力の向上に役立ちます。

かぼちゃを使ったレシピは多岐にわたり、サラダ、スープ、メインディッシュ、デザートなど、さまざまな料理で楽しむことができます。ぜひ、かぼちゃの甘みと栄養価を活かした料理を積極的に取り入れて、おいしく健康的な食生活を送りましょう。

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著者

鈴木杏

鈴木杏

研究機関の秘書を経て、現在は子育てしながらライターをしています。夫の影響でアウトドア好きになり、今ではキャンプ歴も20年に!キャンプに関する情報や生活に役立つ情報をお届けしていきます。

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