教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
老化の原因と言われる糖化とは?
今回は、食べて糖化を防ぐレシピをご紹介します。糖化というのは、糖とたんぱく質が体内で結合してしまうこと。食べ物の中にも糖化物質を含んでいますが、一番注意するのは体内で起こる糖化です。高血糖状態になることで動脈硬化や脳卒中、心臓病などのリスクになります。
例えば甘い物やジュースを空腹時に取ると一気に血糖値に響きます。糖化を防ぐためには、食べる順番を変えるだけでも予防になります。血糖値を緩やかにする食べ方は、酢を使ったモノや食物繊維が多い食べ物を食事の最初の方に取るだけでも変わってきます。いつもの料理にプラスしたり、一緒に食べることで予防する方法をご紹介します。
ごぼう
ごぼうには、アルクチゲニンや配糖体のアルクチンという物質を含んでいます。この2つの成分が抗糖化に役立つを言われています。
ごぼうの皮にはクロロゲン酸という抗酸化物質を多く含んでいますので、皮をきれいに洗えばそのまま召し上がっていただいてもOKです。ごぼうは切ったら切り口が茶色くなりますが、クロロゲン酸というポリフェノールなのでくれぐれも水にさらさないようにしてください。ごぼうには水溶性のビタミンCも含まれますので、栄養の流出ももったいないので、このまま使ってくださいね。
「ごぼうの塩きんぴら」の作り方
材料
- ごぼう
- かつお節
- 塩
- 米油(炒める用)
- ごま油(香りづけ用)
分量は作りやすい分量で作ってみてください。
作り方
1.ごぼうはよく洗い、ひげのような部分は包丁でそいでおきます。ごぼうを細切りにします。
2.フライパンに米油適当をにひき、ごぼうを入れて炒めます。
※ごぼうのかたさが気になるときは水を入れて炒め煮にしながら、ごぼうを柔らかくしていくと、好みのかたさに調節できます。ごぼうの歯ごたえを残したいときは、そのまま炒めてください。
3.ごぼうが好みの状態になったら、味つけをしていきます。かつお節・ごま油・塩各適量を加え、混ぜ合わせます。
4.器に盛りつけて、できあがりです。
召し上がるときは、なるべく食事の最初の方にこういったおかずを食べておくのがおすすめです。作り置きおかずやお弁当のおかずに活用してみてください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。