買いだめしない
手っ取り早いのは、お米のまとめ買いを避けること。お米には賞味期限の記載がないものの、精米後は少しずつ劣化します。
お米の鮮度・味が落ちるだけでなく、虫がつくリスクもどんどん上がるため、精米後は1ヵ月を目安に食べ切るのが無難です。
今年は令和のコメ騒動もありましたが、現在の供給量は安定しています。買い置き・まとめ買いは避けて、消費ペースに合う量を購入し、虫の発生率を下げましょう。
◆「おいしいお米選び」の2つのポイント:五ツ星お米マイスターに教わる
清潔な米びつに保存する
保管容器を清潔に保つことも、虫を寄せ付けない対策のひとつです。
買ってきた袋のまま保存するのは、もってのほか! お米の袋には空気を通すための穴が空いているため、虫の侵入を許してしまうんです。
米びつはこまめに洗い、しっかりと密閉できるふた付きのものを使いましょう。密閉容器で保管することは、虫を防ぐだけでなくお米の酸化を遅らせるメリットもあります。
風通しのよい場所で保管する
お米に発生する虫は、気温が20度を超えると繁殖・孵化する確率が上がります。
常温でも虫は発生しますので、できるだけ風通しのよい場所で保管するのが適切です。
15度以下で保存すると虫が孵化しないため、冷蔵庫での保存もおすすめ。ただし、室温と冷蔵室の温度差で結露しやすくなりますので、出し入れは素早く行いましょう。
秋でも対策は必要
夏を終えて涼しい季節になりましたが、米の害虫リスクはゼロではありません。
お米をおいしく食べ切るためにも、虫が繁殖・孵化しない対策を行いましょう。