お米は空気に触れると酸化する
スーパーで売っているお米は、袋のどこを見ても精米日しか書いてありません。そのため、はっきりとした賞味期限はないんです。
だからと言って永久に食べられるものではなく、空気に触れるとお米が酸化して、味や風味が落ちます。
おいしさが半減するだけでなく、虫が発生するリスクも。傷んだお米が発した臭いが、虫を引き寄せてしまうのです。
お米の「おいしく食べられる期限」の目安
明確な賞味期限はありませんが、季節によって保存期間の目安があります。
夏は2~3週間
高温多湿な日本の夏、精米後のお米の保存期間は2~3週間が目安です。
気温・湿度ともに高い環境においておくと、カビや虫が発生しやすくなります。20℃を超える環境においておくと虫の活動が活発になりますので、早めに食べ切りましょう。
冬は1ヵ月が目安
気温が下がる冬は、夏と比べて傷むスピードがゆるやかになります。食べ切る目安は、約1ヵ月です。
目安期限をすぎても食べられなくなるわけではありませんが、おいしさは半減し、虫やカビの発生率が上がるため、長期保存はおすすめできません。
ただしく保存して早めに食べ切ろう
季節問わず、「お米は温度が一定な、風通しのよい場所」で保存するのが適切です。
湿気がこもるシンク下、洗剤と同じ場所の保管は避けましょう。理想的なのは、冷蔵庫での保管。湿度が低く温度変化が少ないため、劣化のリスクを最小限におさえられます。
精米後のお米は目安の期限内においしく食べ切り、必要に応じて買う頻度や量も見直しましょう。