理由1.カビの温床になる
結露をそのままにすると、確実にカビが発生します。カビは水分の多いジメジメした環境を好むため、結露した窓はカビにとって快適そのものです。
窓に水滴がついている段階できちんと処理をしないと、ホコリなどの汚れと混ざり合いカビの発生リスクが上がります。暖房などで室温が上がれば、カビが好む高温多湿な環境になり、繁殖スピードが加速してしまうんです。
理由2.窓枠や壁が傷む
窓ガラスについた結露を放置すれば、しだいに窓枠に流れて水気を吸収してしまいます。そうなると怖いのが、素材の腐食。
素材が木の場合、結露(水分)を取り込むと、カビが生えるだけでなく素材が腐って劣化する可能性があるんです。窓枠どころか、壁や出窓の部分まで腐食がすすむことも……。
腐食が起きるとダニなどの害虫が繁殖し、新たな悩みが増えます。修理するとなれば手間と費用もかかるため、結露の放置は悪循環でしかありません。
理由3.アレルギーを引き起こす
結露やカビとともにダニも発生します。ダニは湿度が高く、人にとって快適な環境で発生しやすいため、結露が生じる冬場にも発生するんです。
カビやダニは見た目が不快なだけでなく、アレルギーなどの健康被害を引き起こす恐れがあるため注意が必要。窓の結露から発生したカビの胞子や、ダニの死がい・ふんが空気中に舞うと、ぜんそくやアトピーの原因になります。健康な暮らしを損なうのを防ぐためにも、結露はこまめに取り除いてくださいね。
結露のうちに拭き取ることが吉
うんざりする結露ですが、見て見ぬふりはデメリットしかありません。水滴を拭き取るのはめんどうですが、カビが繁殖すれば掃除はもっと大変です。
まだ汚れが軽い結露のうちに取り除き、カビやダニの発生を防ぎましょう。