「エアコン」掃除の落とし穴→フィルターの寿命を縮める“NG掃除法”3つ

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2025.02.07

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。エアコンの暖房効率を上げるには、エアフィルターの定期的なお手入れが必要不可欠。しかし、やり方を間違うとエアフィルターの寿命が縮まるかもしれません。ここでは、冬にやりがちな“エアコン”の「NGなお手入れ方法」をご紹介します。

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NGその1.中性以外の洗剤でお手入れする

洗剤出典:stock.adobe.com

エアフィルターの汚れが酷いと、洗浄力の強い洗剤でお手入れするのが手っ取り早い気もします。しかし、エアフィルターは壊れやすくデリケートなため、中性洗剤以外のクリーナーは使用できません。
汚れが酷い場合でも、液体タイプの中性洗剤をぬるま湯に溶かしてつけ置きするのが適切です。市販のカビ取り剤はもちろん、漂白剤や酸性洗剤なども使用するのは避けましょう。

◆「給湯器」の寿命が縮むかも…:3つのNG行為

NGその2.お湯を使う

お湯出典:stock.adobe.com

寒さが厳しい冬は、掃除のときについお湯を使いたくなりますよね。蛇口から出る水は冷たいので、給湯器のスイッチを入れたくなるのも分かります。
しかし、エアフィルターのお手入れにお湯は適しません。エアフィルターは不織布で作られているため、お湯を使うと劣化する可能性があるんです。
お手入れするときは、40℃以上のお湯は避けて。エアコンフィルターが変形する恐れがありますので、水かぬるま湯で洗いましょう。冬の時期は給湯器の温度を高めに設定しやすいので、掃除前に調整すると安心です。

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NGその3.ドライヤーの温風で乾かす

ドライヤー出典:stock.adobe.com

気温が低いと、エアフィルターがなかなか乾かないこともありますよね。エアフィルターの掃除中は暖房が使えないので、「早く乾かしたい!」と焦る気持ちもわかります。
しかし、エアフィルターを乾かすためにドライヤーを使うのは間違いです。直射日光でも変形や変色する場合がありますので、ドライヤーで熱を与えてはいけません。
ヒーターなど暖房器具の温風で乾かすのも、当然NG。多少時間がかかっても、直射日光や温風が当たらない風通しのよい場所で乾かしましょう。

こまめなお手入れなら「掃除機」や「水洗い」で十分

エアフィルターの汚れをこまめに取り除いていれば、ベタつくような酷い汚れは溜まりません。汚れが軽い状態のお手入れなら、掃除機でホコリを吸い取るか、さっと水洗いする程度で十分です。

正しいお手入れとこまめな掃除を心がけ、キレイなエアコンを維持しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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