毎日バタバタ、イライラ。いつになったらこの生活は終わるの?
朝は小学生2人の忘れ物チェックに朝ごはんや弁当の準備、フルタイムで働いて帰宅後は息つく暇もなく夕飯の準備。TVばかり見てさっさと食べない子どもにイライラしながらも、合間に洗濯物の片付けやお風呂掃除。親子で会話する時間もままならず、あっという間に就寝時間。他の人はどうやって平日に時間を作っているの?
フルタイムで働いていると、平日は息つく暇もないほどせわしなく過ぎていく方は多いのでは。
一方、子どもとの時間や趣味を楽しむ時間を上手に作って器用に過ごしている親御さんもいますよね。
余裕がある方と、毎日の生活をこなすのにいっぱいいっぱいな方との違いは、こだわりや手の抜き具合に隠れているかもしれません。「もう手を抜けるところなんてない」「こだわっているつもりはない」と思っている方も、意外と省略できるものが見つかることも。
忙しい日々の中での、余裕の作り方を考えていきます。
うまく手を抜けていない人の背景に隠れている気持ちとは?
「もったいない」
できる限り節約しなければ「もったいない」という気持ちは、時間を作りにくくします。
- ミールキットは割高だから……。
- ホットクックを買ってもうまく使いこなせるかな。
- 今ギリギリでなんとかなってるし、家事の代行サービスを頼むほどではないな。
お金をかけなくてもなんとかやれているのでこのまま続けようと考えていると、余裕時間は作りにくいもの。「もったいない」との折り合いをつけていくことも切り口になってきます。
「申し訳ない」
- お弁当に冷凍食品を複数入れるのはちょっと……
- 無理すれば夕食作る時間はあるのに、お惣菜を食卓に出すのは申し訳ない。
- 他の子は親が塾まで来ているのに、1人で帰ってこさせるのはかわいそう。
家族を思いやり、申し訳ないと感じる気持ちも、タスクを抱えすぎてしまう要因に。
家族から本当に求められているものなのか、自身のこだわりによるものなのかを分けて考えてみるのもよいでしょう。
「大丈夫かな?」
将来の不安や漠然とした心配も、手の抜きづらさに関わってきます。
- 今少しでもお金を節約しないと、将来の貯蓄が心配。
- 手作りご飯じゃなくても栄養は大丈夫?
- 一度手を抜いたらどんどんさぼってしまいそう。
根拠が明確にある心配なのか、自身の性格からくる漠然とした不安なのかを知れると、行動を変えやすくなります。
余裕のある生活習慣に変えるコツ。
自分とは似ていない人の考え方に触れる。
「ちょっと雑なんじゃないかな」「さばさばしていて、おおらかな人だな」と感じるような、自分より上手に手を抜いている人と話してみると、新しい気づきが得られます。
また、普段目にする記事やインターネットサイトも、視点を変えてみるのがおすすめ。時短や効率化、大雑把な暮らしにまつわるものに目を向けてみると、「これでいいんだ」と思いやすくなります。
「贅沢・無駄遣い」ではなく、「投資」と捉える。
「贅沢はもったいない」と考えやすい方は、「時間を生み出す投資」と捉えるのもひとつ。
- 家事代行サービスを1回頼んでみたら、その間に溜まってた仕事を片付けられた。結果的に残業も減らすことができた。
- 冷凍カット野菜を使ってみたら、夜ご飯作りのハードルが下がり、時間も気力も節約できた。
- 自動調理器を導入したら、子どもの宿題を見ながらご飯が作れるようになった。
家電を買って失敗するのが怖い場合は、レンタルサービスを利用して、気に入ったら購入するのもよいでしょう。「試しに一度トライしてみる」のが習慣を変えるコツとなります。
立ち止まったり新しい行動に切り替えたり、今の習慣を変えるには多少のエネルギーが必要です。
長い目で見たときに自分や家族の余裕が増え、ゆとりをもって過ごせるように、できるところから目を向けてみてください。