日本人の平均給与
まずは、日本人の平均給与をチェックしていきましょう。国税庁が公表している「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は、以下の通りとなっています。
- 男性:569万円
- 女性:316万円
- 全体:460万円
年齢別に見てみると、男性は60歳未満までは、年齢が高くなるにしたがい平均給与も高くなります。男性の55~59 歳の階層が、平均給与712万円と最も高くなっています。一方、女性は、年齢が上がっても、平均給与は変わらないという特徴が見られました。
給与1000万円以上の割合は?
次に、給与が1000万円以上の人の割合を確認していきます。同じく、国税庁の資料によると、給与が1000万円以上の人の割合は、以下の通りとなっています。
- 1000万円超1500万円以下:4%
- 1500万円超2000万円以下:0.9%
- 2000万円超2500万円以下:0.3%
- 2500万円超 :0.3%
給与が1000万円越の人の割合を合わせると、全体のうち5.5%となっています。給与1000万円以上の高収入者は、少数派であることが分かりました。
給与アップを狙う方法
給与アップを目指したいと考えている場合、自分で具体的に行動をする必要があります。どうすればお給与をアップすることができるのか、その方法をチェックしていきましょう。
1.会社の給与制度を確認する
まずは、会社の給与の仕組みを調べてみましょう。勤続年数や役職などにより、給与が具体的に明示されているケースもあります。現在、社内の給与制度のルール通りにお給与をもらっている場合、次はどのような条件を満たせば給与アップができるのか確認しましょう。
2.給与アップのための資格取得をする
専門的な資格を取得すれば、給与が上がるケースもあります。社内制度を調べたり、上司に確認するのがおすすめです。
3.仕事で成果を出し昇格を目指す
営業職などの場合は、個人の売上成績を大きく伸ばすなどの成果を出すと、成果報酬としてお給与が上がるケースがあります。こちらも、社内のルールを人事部や上司に確認してみましょう。
4.会社と給与交渉を行う
成果を出しているのに給与が上がらないなど、不満を感じている場合は、直接会社と給与の交渉をすることも可能です。上司と面談できる機会に、どのように現在の給与が決まっているのか、給与は上がらないのか、どうしたら給与があがるのかなど、話し合ってみるのも有効でしょう。
5.転職を検討する、副業をして収入を増やす
現在の会社では、給与アップは難しいと判断した場合、より多くの給与がもらえる会社に転職するという方法もあります。また、転職まではしなくても、副業をして、別の収入源を確保するということも可能です。自分にとってやりやすい方法で、給与アップを目指してみましょう。
まとめ
みなさんのお給与は、日本人の平均給与と比べて高かったでしょうか。それとも低かったでしょうか。給与をアップさせるためには、自分から行動を起こさなければなりません。特に、日本の平均給与よりも低かったという方は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、給与をアップすることができないか、ぜひ検討してみましょう。