NGその1.床を水拭き・洗剤拭きから始める
トイレは、衣服やトイレットペーパーの繊維くずが出やすい場所。そのほか、髪の毛などの乾いた汚れがホコリとなって溜まります。
こういったドライな汚れに対して、いきなり水や洗剤で拭きとるのは間違いです。乾いた汚れが水分を含むと、ベタついてこびりつきやすくなります。かえって落とすのが大変になりますので、水分を与える掃除の仕方は避けましょう。
まずは、ドライシートやハンディモップを使い、乾いたままの状態で取り除くのが正解です。
◆トイレ掃除のBefore・After記事も読む:「トイレの手洗い器」の“頑固な黒ずみ・水アカ汚れ”をカンタンに落とす
NGその2.トイレブラシをお手入れしない
こまめに掃除をしても、掃除道具そのものが汚れていては意味がありません。特にトイレブラシは濡れたまま置きっぱなしにすることが多く、雑菌や臭いが繁殖しやすいもの。
汚れたまま掃除に使うと、便器に雑菌を塗り広げることになり悪循環です。
トイレブラシは定期的なお手入れが必要。面倒に感じる方は、使い捨てタイプに買い替えるか、トイレブラシをやめてみるのもアリです。
ちなみにわたしは、手袋+スポンジでの直洗いスタイルに変更。トイレブラシを置く必要がなくなり、トイレの空間もスッキリ整うようになったので、「脱・トイレブラシ」は個人的におすすめです。
NGその3.つけ置き後ふたを閉める
汚れがひどい場合、便器に洗剤をスプレーして“つけ置き”するのも有効です。しかし、このとき「ふたを閉める」のはちょっと待って! 洗剤から発生した揮発性のあるガスによって、温水洗浄便座が不具合を起こす可能性があります。
温水洗浄便座は家電製品であることを、忘れてはいけません。つけ置き洗いする場合は、必ずふたを開けたまま“3分以内”に洗い流してください。
ちなみに、洗剤を大量に使うのもNG。洗剤をたくさん使えば汚れ落ちがよくなる……というものではありません。むしろ、洗剤が残って温水洗浄便座が傷むリスクをともないますので、適量を守りましょう。
トイレの間違い掃除は避けて
キレイにするために掃除しても、やり方を間違えると逆効果になるだけでなく、温水洗浄便座の故障にもつながりかねません。
トイレはこまめな掃除が必要だからこそ、正しいお手入れが大切。もし当てはまることがあれば、トイレの掃除方法を見直してみてくださいね。