「トイレ」のNG掃除3つ→「知らないうちに雑菌が繁殖しているかも…」「かえって汚れが広がる」

家のこと

stock.adobe.com

2025.03.19

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日使うトイレは、清潔を保つためにもこまめな掃除が必要不可欠。しかし、お手入れ方法を間違うと、かえって汚れが広がる可能性があるんです。そこで今回は、逆効果になる「トイレのNG掃除」をご紹介します。

広告

NGその1.床を水拭き・洗剤拭きから始める

床掃除出典:stock.adobe.com

トイレは、衣服やトイレットペーパーの繊維くずが出やすい場所。そのほか、髪の毛などの乾いた汚れがホコリとなって溜まります。
こういったドライな汚れに対して、いきなり水や洗剤で拭きとるのは間違いです。乾いた汚れが水分を含むと、ベタついてこびりつきやすくなります。かえって落とすのが大変になりますので、水分を与える掃除の仕方は避けましょう。
まずは、ドライシートやハンディモップを使い、乾いたままの状態で取り除くのが正解です。

NGその2.トイレブラシをお手入れしない

トイレブラシ出典:stock.adobe.com

こまめに掃除をしても、掃除道具そのものが汚れていては意味がありません。特にトイレブラシは濡れたまま置きっぱなしにすることが多く、雑菌や臭いが繁殖しやすいもの。
汚れたまま掃除に使うと、便器に雑菌を塗り広げることになり悪循環です。
トイレブラシは定期的なお手入れが必要。面倒に感じる方は、使い捨てタイプに買い替えるか、トイレブラシをやめてみるのもアリです。
ちなみにわたしは、手袋+スポンジでの直洗いスタイルに変更。トイレブラシを置く必要がなくなり、トイレの空間もスッキリ整うようになったので、「脱・トイレブラシ」は個人的におすすめです。

広告

NGその3.つけ置き後ふたを閉める

トイレ出典:stock.adobe.com

汚れがひどい場合、便器に洗剤をスプレーして“つけ置き”するのも有効です。しかし、このとき「ふたを閉める」のはちょっと待って! 洗剤から発生した揮発性のあるガスによって、温水洗浄便座が不具合を起こす可能性があります。
温水洗浄便座は家電製品であることを、忘れてはいけません。つけ置き洗いする場合は、必ずふたを開けたまま“3分以内”に洗い流してください。
ちなみに、洗剤を大量に使うのもNG。洗剤をたくさん使えば汚れ落ちがよくなる……というものではありません。むしろ、洗剤が残って温水洗浄便座が傷むリスクをともないますので、適量を守りましょう。

トイレの間違い掃除は避けて

キレイにするために掃除しても、やり方を間違えると逆効果になるだけでなく、温水洗浄便座の故障にもつながりかねません。
トイレはこまめな掃除が必要だからこそ、正しいお手入れが大切。もし当てはまることがあれば、トイレの掃除方法を見直してみてくださいね。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る