「新ごぼう」は柔らかい
新ごぼうは、春から初夏にかけて出荷され、柔らかくて香りが上品なごぼうです。アクが少なく、さっと火を通すだけで食べられるのが特徴で、サラダや和物など、軽さがある料理に合わせやすい食材ですね。
「ポリフェノール」は “皮” にある
そんな新ごぼうの皮には、抗酸化作用がある「ポリフェノール」がたっぷり含まれています。美肌作りや老化防止が期待できるので、紫外線が強くなる初夏には必要な栄養素です。
ですので、できるだけ「皮ごと食べる」が正解の食べ方。そして、その食べ方のポイントは三つあります。
1. 皮はむかない
新ごぼうの皮は柔らかいので、皮はむかずに手やたわしで表面の汚れを軽くこそげ落とす程度に洗います。
2. 水に長くさらさない
ポリフェノールは水に溶ける性質があるので、水に長くさらさないようにします。新ごぼうはアクも少ないので、アク抜きも特に必要ありません。
3. カットは細かく
ごぼうのポリフェノールは、切ることで効能が約1.5倍アップすると言われています。「薄切り」や「ささがき」など、細かくカットした方がよりよいですね。
以上をふまえ、新ごぼうをみそ汁にしていきましょう。水に溶け出すポリフェノールも、汁ごと丸ごといただくレシピです。
新ごぼうのみそ汁(調理時間:7分)
材料(2人分)
・新ごぼう‥‥‥‥‥‥‥100g
・春キャベツ‥‥‥‥‥‥50g
・油揚げ‥‥‥‥‥‥‥‥2分の1枚
・水orだし汁‥‥‥‥‥‥2カップ(400ml)
・みそ‥‥‥‥‥‥‥‥‥大さじ1と2分の1
作り方
1. 鍋に水を入れ、新ごぼうをささがきか薄い斜め切りにして入れる。春キャベツは 食べやすい大きさに、油揚げは短冊切りにカットする。
2. 1の鍋を火にかけ、沸いたら中火で3分ほど煮る。
3. 2に春キャベツと油揚げを入れて、もう1分ほど煮る。
4. 火を止めてみそを溶かし、おわんに盛る。
鍋の上でそのままささがき
新ごぼうのささがきは、鍋の上で削ってそのまま入れるようにすると、変色せず調理がラクですよ。
柔らかく香りもリッチな新ごぼうのみそ汁。ぜひお試しください。