壁紙の寿命は「10年」が目安
壁紙は、湿気・日差し・手あかなどでも少しずつダメージが蓄積されていきます。そのため、壁紙の一般的な寿命は「約10年」。日当たりや湿気、生活スタイルによって前後することもありますが、見た目に大きな破損がなくても全体的に劣化が進んでいる可能性が高いです。
特にリビングやトイレなど、使用頻度が高い場所は劣化しやすく、10年以下でも張り替えが必要になる場合もあります。
こんなサインが出たら「張り替えどき」
壁紙の張り替えはひと仕事。時間もお金もかかるため、後まわしにしがちです。しかし、壁紙の状態によっては、放置によって壁の下地まで傷む場合があります。
「劣化のサイン」を見つけたら、新しい壁紙への張り替えを検討しましょう。
1.変色している
「壁紙の色が前より黄ばんできた……」と感じたら、それは張り替えのサインです。タバコの煙やキッチンの油、日差しによる日焼けなど、暮らしの中で少しずつ汚れや変色が進んでいきます。
特に白い壁紙は変化が目立ちやすく、「くすんで見えるな」と感じたら、そろそろ替えどき。お部屋の印象も暗くなるので、張り替えるだけでパッと明るくなって清潔な空間になりますよ。
2.部屋が臭う
掃除や換気をしても部屋の臭いが気になる場合、壁紙に原因があるかもしれません。壁紙が意外と臭いを吸収しやすく、ペット・食べ物・タバコなどの臭いが染みつくと、部屋が臭うこともあります。
芳香剤や消臭剤を使っても、臭いは一時的にやわらぐだけ。完全にリセットするのなら、壁紙の張り替えが一番の近道です。
3.カビが生えている
壁紙の表面に黒い点々を見つけたら、それはカビの可能性大。特に湿気が多いトイレや脱衣所、結露が出やすい窓まわりは要注意です。
カビは表面だけでなく、壁の内側まで広がっていることも……。そのままにしておくと健康にも悪影響なうえに、下地にまでカビが広がります。
繰り返し掃除をしても発生するなら、思い切って張り替えると安心です。防カビ仕様の壁紙にするのもおすすめ。
◆「カーテン」の寿命のサイン:意外と知らない“替えどき”
見慣れた壁紙こそ、定期的にチェックを
毎日見ているとつい見逃してしまいがちな壁紙も、約10年という寿命があります。定期的にチェックすると、住まいの心地よさもアップするはずです。
「そろそろかな?」と思ったら、張り替えも視野に。家族が過ごす場所だからこそ、清潔さを保っていきたいものですね。