お風呂場で「カビキラー」が使えない落とし穴「使えない場所がある」「気を付ける」

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2025.06.10

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家庭用漂白剤としては定番のカビキラー。お風呂や排水口の掃除に使っている方は、きっと少なくないでしょう。しかし、お風呂場の中にも使用できない場所があるんです。ここでは、うっかり間違えやすい「カビキラーの使用NGな場所」についてご紹介します。

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NGその1.風呂マット

風呂マット出典:stock.adobe.com

滑り止め用の風呂マットは、防カビ加工が施されていてもカビが生えることがあります。しかし、樹脂製の場合はカビキラーでお手入れできません。成分が素材に染み込んで、劣化・変色につながります。
カビ対策どころか、傷みの原因になってしまうことも……。お手入れの際は、アルコールスプレーや酸素系漂白剤を薄めたもので表面を拭き取るか、取り外してしっかり乾かしましょう。

NGその2.浴槽

バスタブ出典:stock.adobe.com

お風呂場の中でも一番大きな浴槽、じつはカビキラーを使うのはNGです。塩素系の成分が表面のコーティングを傷め、くすみや変色、ツヤが失われる原因になります。
樹脂製の浴槽はもちろん、人工大理石などの素材を使っているものも使用禁止です。艶が落ちてザラついたり、独特の風合いが落ちたりする可能性があります。
浴槽の掃除は、浴室用の中性洗剤とやわらかいスポンジで行うのが基本です。汚れがひどいときでも、強くこすらずやさしく丁寧に洗い流してください。

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NGその3.水栓やシャワー

水栓出典:stock.adobe.com

カビキラーはメッキや金属部品のお手入れには使えません。成分が反応して、サビや変色を引き起こすリスクがあります。
お風呂場の水栓やシャワーは、メッキ加工が施されているタイプが多いため要注意。誤って使用すると、表面が剥がれたりツヤを失ったりするリスクをともないます。
カビが気になるときは、浴室用の中性洗剤で掃除しましょう。ふだんからこまめにお手入れする習慣を心がければ、カビのような頑固な汚れが溜まるのを防げます。

カビキラーの注意点を知っておこう

お風呂場でも、素材や場所によってカビキラーは使い分けが必要です。浴槽・金属などの“使えない場所”を知って、カビキラーを正しく使いましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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