1.ストックは最小限に
片付けの現場に行くと、ストックを多く持ちすぎて管理ができずに、散らかりの原因になってしまっているお家がとても多いです。片付け上手さんほど、ストックを多くは持ちすぎず、最小限にして在庫管理しやすい状態にしています。洗剤や生活消耗品は、安いから……と大量のまとめ買いしたりせず、ストックする量を決めてそれ以上は買わないように意識することが大切です。
ストックが少ないと不安でついつい買ってしまうという方は、どのくらいの量のストックがあれば安心できるか、一度しっかりと向き合って、ご家庭に合ったちょうどよい量がどのくらいか、見極めたうえでストックを購入するようにしましょう。訪れるかわからない曖昧な未来のために、むやみに不安になる必要はないので、現実的にどのくらいの量があればよいか考えてみてください。
2.収納する場所もイメージする
モノを購入する際は、収納する場所もイメージして購入を検討するようにしましょう。収納する場所をしっかりと確保できることを確認したうえで購入を決定すれば、収納場所からモノが溢れることを防げます。収納する場所がないのであれば、購入をもう一度検討してみて、どうしても必要であれば、今の収納スペースをしっかり整理して、スペースを開けてから購入するなど、簡単にモノを家に入れないようにすることも大切です。
買うのは一瞬ですが、その後の管理の手間は続くことを忘れずに。
3.定番を決める
日用品や食料品など、日常的に購入するモノは定番を決めておくと収納する場所も固定化され、モノが増えることを防ぐことができます。定番が決まっていると在庫管理もしやすく、買い物自体に無駄に時間とエネルギーを使わずに済むので一石二鳥。定番が決まっていると、家族にも買い物を共有できるので、よいことづくしです。我が家の定番リストを作成してみるのもおすすめです。
片付け上手さんが「モノを増やさない」ために意識している3つのことをご紹介しました。
片付けと向き合う際、ついつい手放すことに気をとられがちですが、そもそも家にモノを入れなければ出す必要もないので、片付けに悩む必要がなくなります。モノを手放すしんどさを経験した方は、むやみにモノを増やしたくない、もうモノに振り回されたくないと思うもの。モノを増やさない習慣をつけることで、片付けはよりシンプルに簡単なものになります。モノに振り回されない、軽やかな暮らしを目指して、3つのことを実践してみてください。