教えてくれたのは……みずおじさん
システムエンジニアとして働いた経験を活かし、YouTube(みずおじさん)で主にiPhoneやiPad、MacなどのApple系端末やスマホの役立つ情報を発信中!
まずは「アプリごとのバッテリー消費量」を確認する
バッテリーを長持ちさせるためには、まずは「どのアプリがバッテリーをどれだけ消費しているか」を知ることが重要です。一括で確認できる場所があるので、以下の手順に沿ってバッテリー使用状況をチェックしてみましょう。
対応機種について
画像では、iOS18.5の状態にしたiPhone16を使って解説しています。基本的にはどの端末でも対応可能です。画面が異なる場合は、最新版にアップデートしてから確認してください。
確認する方法
設定を開き、「バッテリー」をタップします。
下にスクロールすると、アプリごとのバッテリーの消費状況が一覧で表示されています。24時間以内と過去10日の状況を確認できるようになっています。
ここを見ると、どのアプリが一番バッテリーを使用していて、どのように動いたかまでわかります。
設定を見直す必要があるアプリを見つける
アプリごとのバッテリー消費状況一覧をタップすると、実際にアプリを使用した時間の表示に切り替わります。
例えば、私のiPhoneで最もバッテリーを消費していた「X」の使用状況を見てみると、画面上で38分、バックグラウンドで20分使用しており、合計で58分に。Xは通知(バックグラウンド)が多く、バッテリーを消費していることがわかります。
「写真」では、画面上で10分、バックグラウンドで50分使用されています。写真アプリは、iCloudへの同期などのバックグラウンド処理でバッテリーを消費しがちです。
「TikTok」は、画面上では11分、バックグラウンドで15分使用されています。意外ですが、SNSでもバックグラウンドの更新のほうが多く消費していることがあります。
このように、一つひとつのアプリをチェックすることで、自分の使い方や無駄なものを見直す良い機会になります。バッテリー節約のカギになる「バックグラウンドの更新」と「通知」の設定について詳しくご紹介するので、見直してみてくださいね!
※見直しが必要なアプリは、人それぞれ異なります。一例をご紹介しているので、ご自身の使用状況に合わせて見直すべきアプリを選定してください。
1.「不要なバックグラウンドの更新」はオフ
設定を開き、「一般」をタップします。
少し下にスクロールしたところにある「アプリのバックグラウンド更新」をタップします。
各アプリの「バックグラウンド更新」のオン・オフを設定できる一覧が表示されます。基本的には、位置情報の取得が必要なアプリ以外は、バックグラウンド更新は必要ありません。
SNSアプリは、開いたときに最新の情報が見られればOK。バックグラウンド更新は不要なことが多いです。「Instagram」や、先ほどバックグラウンド更新でバッテリーを多く使用していたことが判明した「TikTok」など、自分で動画配信をしているわけではなく“見る専門”の方は、バックグラウンドの更新をオフに設定するのがおすすめです。
2.「無駄な通知」はオフ
設定を開き、「通知」をタップします。
通知対応しているアプリの一覧が表示されます。ほとんどのアプリが対応しています。
先ほど、「X」が通知だけでバッテリーを多く消費していることが判明したので、Xの設定を確認します。
Xの部分をタップすると、「通知を許可」のオン・オフを設定できる画面が表示されます。通知が必要ない場合は、オフにしておくのがおすすめです。
ほとんど見ていないアプリでもバッテリーを消費していたり、SNSのアプリで裏で勝手に動いていたりするものも多くあります。バッテリーの無駄な消費を防ぐために、通知のオン・オフの設定も見直してみましょう。
「バッテリーの減りが早いような気がする」と感じている方は、2つの設定を変更することで改善につながる可能性があります。ぜひチェックしてみてくださいね!
▼詳しい操作方法は動画でも確認できます。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。