「除湿機」の寿命が縮む“NGお手入れ”3つ「気にしてなかった」「劣化させるところだった」

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2025.07.07

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。湿気の多い季節に活躍する除湿機。長く使うためにはお手入れ必須ですが、間違ったやり方をすると逆効果になりかねません。そこで今回は、除湿機の寿命が縮む「NGお手入れ」をご紹介します。

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NGその1.台所用中性洗剤以外の洗剤を使う

使用できない洗剤たち

除湿機のお手入れには、使えない洗剤がいくつかあります。

・シンナー、ベンジン、アルコール
・クレンザー、みがき粉
・漂白剤
・柑橘系由来のクリーナー
・アルカリ性洗剤
・スプレー式洗剤

これだけ使用NGの洗剤が多いのは、内部に液が入り込んだり、表面を傷めたりするおそれがあるためです。
内部が水濡れを起こすと、故障につながります。本体のプラスチック素材に関しては、誤った洗剤の使用により、ヒビ割れや白濁・変色の原因になる可能性があるため注意してください。
除湿機のお手入れは、「中性洗剤」で行うのが基本です。ぬるま湯で落ちる汚れも多いので、まずは洗剤なしで掃除をしてみて、必要なときだけ中性洗剤を希釈して使いましょう。

NGその2.お手入れ後濡れた状態で保管する

除湿器掃除出典:stock.adobe.com

除湿機は、基本的に水拭きでお手入れします。タンクについては、水洗いでかまいません。
しかしこのとき、タンクや内部が湿ったままの状態で本体に戻すのはNG。水気が残ったままにすると、除湿機のタンクや内部にカビが発生しやすくなります。
から拭きだけで十分に水分が拭き取れない場合は、陰干ししてから収納しましょう。

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NGその3.強い力を加えながら掃除する

ブラシ付きの掃除機の使用はNG

フィルターのお手入れも、除湿機を長持ちさせるには重要なこと。ホコリを効率よく取り除くには、掃除機が役立ちます。
しかしこのとき、強い力でフィルター掃除をするのは避けた方が無難です。フィルターは繊細なため、ちょっとした衝撃で破れることがあります。ノズル先端があたると、力の強さによっては破損する可能性もゼロではありません。
ノズルで吸い取るときは、力を入れすぎないようにやさしくお手入れしましょう。

正しいお手入れで、除湿機をずっと快適に!

除湿機は湿気との戦いが得意な家電。しかし、ケアを間違えると劣化につながりかねません。
間違ったお手入れを避けるためにも、取扱説明書をよく読んで除湿機の正しい掃除方法を確認しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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