真夏の車内に「飲みかけのペットボトル」を放置してはいけない理由
飲み残しが入ったままのペットボトルを車内に放置してはいけないのは、破裂するリスクがあるからです。
真夏の車内は高温になりやすく、ペットボトルを長時間置くと、飲み物から炭酸ガスが発生したり細菌が繁殖したりするおそれがあります。
放置されたペットボトルは、キャップが閉められ密閉されているため内圧がどんどん上昇。その結果、ペットボトルが膨張・変形して破裂する危険があるのです。
ケガをした事例も
車内に放置したペットボトルが原因で、次のような事故も発生しています。
・破裂したペットボトルのキャップが当たってケガをした
・ペットボトルが破裂して、破片が飛んだ
・破裂したペットボトルが当たって、車の天井が壊れた
たかがペットボトルと思うかもしれませんが、内圧によって吹き飛んだときの衝撃は並大抵のものではありません。人にケガを負わせ、車を傷つけるほどの威力があるのです。
ちなみに、ペットボトルは飲みかけにかぎらず、未開栓の場合も同様に破裂する可能性があります。
ペットボトルの破裂事故を防ぐために
真夏の車内にペットボトルを放置するのはリスクしかありません。「また飲むから」「後で捨てよう」と置きっぱなしにせず、事故を防ぐ行動を意識しましょう。
・飲み残した場合は必ず持ち帰る
・長時間駐車する場合は、飲み物を車内に放置しない
・車内のゴミ袋に入れっぱなしにしない
どうしても車に置きたい場合は、保冷ボックスを用意すると安心です。
今年も厳しい暑さになると言われている2025年の夏、思わぬ事故を避けるためにも、ペットボトルの置きっぱなしにはくれぐれも気をつけてください。
参考:生活文化スポーツ局_暖かくなる季節、ペットボトルの飲み残しに注意!
https://www.spt.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/04/22/07.html