「内気循環」つけっぱなしはNG!そのワケは……?
内気循環は、車内の空気だけを循環させる機能です。これからの時期は、エアコンの効きをよくするために使う方も多いでしょう。
しかしメリットがある一方で、気を付けるべき点もあるんです。以下の理由から、車の内気循環を常時ONのままにするのはおすすめできません。
理由その1.二酸化炭素の濃度が上がって眠くなる
内気循環では車内の空気をまわすため、外の新鮮な空気が入ってきません。そのため、乗っている人の吐いた息によって二酸化炭素の濃度が高まり、眠気や頭痛が起こりやすくなるリスクがあります。頭がボーッとして眠くなれば、運転も非常に危険です。
理由その2.車内の空気が汚れて臭いがこもりやすくなる
食べ物・汗・ペットなど、車内で発生する臭いがこもりやすくなるのもデメリットのひとつ。内気循環を続けていると、臭いだけでなく空気も汚れたままです。
車内の空気の質が悪くなりますので、「外気導入」できちんと外の空気を取り入れましょう。
理由その3.窓が曇る
梅雨や冬など、湿度の高い時期に内気循環を使い続けると、車内の湿気が逃げずにたまり、窓が曇る原因になります。
曇った窓は視界をさえぎるため、とても危険。窓が曇った場合は、「外気導入」にすると解消できますよ。
車の「内気循環」と「外気循環」は上手に使い分けて
内気循環には注意点がいくつかありますが、決して悪い機能ではありません。エアコンをつけはじめたとき、外気の臭いや汚れが気になるときは、内気循環が役立ちます。
しかし、基本的には「外気循環」のまま走行するのが適切。必要に応じて内気循環に切り替えて、安全&快適なドライブを楽しみましょう。