教えてくれたのは……健康増進施設ファイト!
愛知県名古屋市天白区にある「医療法人 春陽会 サクラクリニック」の3階にある施設で、健康運動指導士と管理栄養士が中心となり、運動指導や栄養管理を行っている。利用者に食事と運動の両面から健康づくりをサポートし、一人ひとりに合わせた運動メニューの作成や、糖尿病・高血圧など生活習慣病の改善を目的としたレシピを提供。より多くの方が日々の生活に取り入れやすいように、SNSを通じて健康情報を発信している。
家庭でよく使われる「7つの野菜」の正しい保存方法
野菜は、ちょっとした工夫で鮮度を保ち、おいしくムダなく使いきることができます。今回は、みなさんによく使われている7つの野菜の適切な保存方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャベツ
芯をくり抜き、濡らして軽く絞ったキッチンペーパーを詰めて乾燥を防ぎます。その後、ビニール袋に入れて野菜室で丸ごと保存しましょう。外側の葉から順に使い、キッチンペーパーは定期的に交換すると長持ちします。
白菜
芯をくり抜いた後、濡らして軽く絞ったキッチンペーパーで全体を包みます。ビニール袋に入れ、根を下、葉を上にして野菜室で立てて保存しましょう。
ほうれん草
根元の土を落とし、水でよく洗います。キッチンペーパーで包んでビニール袋に入れ、根を下にして立てて野菜室で保存します。
玉ねぎ
丸ごとの場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存します。カットした玉ねぎは、切り口をラップで密閉して冷蔵室(野菜室より低温が向いています)で保存し、3~4日以内に使い切りましょう。
じゃがいも
室温が15度を超えると芽が出やすくなる一方、低温にも弱いので注意が必要です。2~3個ずつキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存してください。
にんじん
キッチンペーパーや新聞紙で1本ずつ包みます。ビニール袋に入れて軽く口を閉じ、野菜室で立てて保存します。
ブロッコリー
新聞紙やキッチンペーパーで包んだ後、ビニール袋に入れて野菜室で立てて保存しましょう。
どこで保存するのが正解?「野菜室」での保存が適している野菜とは
「冷蔵室」と「野菜室」、どちらで野菜を保存すべきか迷った経験はありませんか? 上手に使い分けて適切な場所で保存することが、野菜をおいしく長持ちさせる大切なポイントです。
冷蔵室と野菜室の違いは?
冷蔵室は約0~6度、野菜室は約3~8度とやや高めの温度設定になっており、さらに密閉構造になっています。そのため、乾燥を防ぎ湿度が高く保たれている野菜室は、みずみずしさを保ちたい野菜や果物の保存に適しています。
野菜室での保存が適している野菜
先ほどご紹介した、家庭でよく使われる野菜以外にも、トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、かぼちゃ、さつまいも、レタスなどは、野菜室での保存が適しています。
トマト、ナス、ピーマン、きゅうり、かぼちゃのように温かい環境で育った野菜や、じゃがいも、玉ねぎのように湿気に弱い野菜は、野菜室で保存することで、野菜から出る水分の蒸発を抑え、うるおいを保ちながら保存することが可能です。すべての野菜や果物が野菜室での保存に適しているわけではないため、注意が必要です。
野菜の特性に合った保存方法を実践することで、鮮度とおいしさを長持ちさせることができます。ご紹介したポイントを参考にして、毎日の食卓をもっと楽しんでくださいね!
次回の記事では、「夏野菜の“実はやってはいけない”NGな保存方法」について、ご紹介します。