教えてくれたのは……健康増進施設ファイト!
愛知県名古屋市天白区にある「医療法人 春陽会 サクラクリニック」の3階にある施設で、健康運動指導士と管理栄養士が中心となり、運動指導や栄養管理を行っている。利用者に食事と運動の両面から健康づくりをサポートし、一人ひとりに合わせた運動メニューの作成や、糖尿病・高血圧など生活習慣病の改善を目的としたレシピを提供。より多くの方が日々の生活に取り入れやすいように、SNSを通じて健康情報を発信している。
この保存方法はNGだった!夏野菜を長持ちさせる「正しい保存方法」とは
「野菜は野菜室に入れておけば安心」と思いきや、保存の仕方によっては鮮度を落としてしまうことがあります。今回は、8種類の夏野菜について、NGな保存方法と正しい保存方法をご紹介します。ぜひ参考にして、新鮮さを保ってくださいね。
トマト
寒さと外部からの衝撃に弱いため、低温での保存はNGです。1個ずつキッチンペーパーで包み、ヘタ側を下にして、ビニール袋に入れ野菜室で保存しましょう。
ナス
低温での保存はナスもNGです。5度以下での保存は黒ずみやしわが生じるため、冷えすぎないようにするのがポイント。新聞紙に包んでから、野菜室に入れて保存するのが適しています。
オクラ
低温や乾燥に弱いため、冷蔵室での長期保存はNGです。黒ずみや食感が悪くなるのを防ぐために、風通しの良い涼しい場所で常温保存しましょう。夏場は室温が高いので、野菜室に入れるといいでしょう。
かぼちゃ
カットしたかぼちゃをそのまま保存するのはNGです。断面が濡れないよう注意し、種とワタをきれいに取り除いてから、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。その後、ラップでぴったりと包んで野菜室で保存してください。
パプリカ
水分に弱いため、表面に水気を残したまま保存するのはNGです。丸ごと保存する場合は、表面の水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取り、ビニール袋に入れて野菜室で保存しましょう。カット後は、水分を多く含んでいる種やワタの部分を取り除き、切り口の水分をキッチンペーパーで拭き取ります。その後、ラップで包んで野菜室で保存してください。
ゴーヤ
買ってきたときの袋のまま冷蔵室で保存するのはNGです。水分を多く含んでいる種やワタから傷むため、これらの部分を取り除き、切り口の水分をキッチンペーパーで拭き取ります。その後、ラップで包んで野菜室で保存しましょう。
とうもろこし
皮付きのまま常温で保存するのはNGです。とうもろこしは、収穫後から急速に糖分がデンプンに変化し、鮮度と甘みが失われていくため、冷蔵または冷凍保存が適しています。
生のまま冷蔵する場合は、ひげの先端を切り落とし、内側の薄皮を2~3枚残した状態でラップで包み、野菜室で保存してください。生のまま冷凍する場合は、皮をむいてラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍保存しましょう。
きゅうり
密閉した袋のまま保存するのはNGです。袋の中で溜まった水分がきゅうりの表面につき、腐りやすくなってしまいます。表面の水気を拭き取ってキッチンペーパーで包み、ヘタを上にして立てて野菜室で保存するのが正解です。
夏野菜の保存はちょっとした工夫で、鮮度を長持ちさせることができます。今回ご紹介した保存方法を実践して、夏野菜を最後までおいしく楽しんでくださいね!
次回の記事では、「夏の果実をおいしく追熟するための注意ポイント」についてご紹介します。