「ブレーカー」がすぐに落ちる“3大要因”と対策「同時に使ってた」「見直します」

家のこと

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2025.09.01

突然、家中の電気が消える……。その原因として多いのが「ブレーカー」によるものです。「ブレーカーが落ちた!」と急いで戻しにいった経験がある方もいるかと思いますが、この原因を知ることも大事です。ここでは、そんな「ブレーカーが落ちる原因」について、見直しておきたい3つのポイントをご紹介します。

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1.契約アンペア数が足りない

30Aのアンペアブレーカー出典:stock.adobe.com

一番ありがちなのが「契約アンペア数が今の暮らしに合っていない」ケース。ブレーカーには契約アンペア数に応じた上限があり、それを超えるとブレーカー(アンペアブレーカー)が作動して電気を遮断するしくみです。
同時に使う家電の数や、子どもの成長にともなって電気の使用量が増えたりすると、以前の契約のままでは足りなくなることも珍しくありません。ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、契約アンペア数を見直すと改善できる可能性があります。

2.消費電力が大きい家電を同時に使う

ヘアアイロンとドライヤー出典:stock.adobe.com

ドライヤー、電子レンジ、エアコン、洗濯乾燥機……。これらはすべて消費電力の大きい家電です。こういった電力を使う家電を同時に使うと、ブレーカーが落ちやすくなります。
次の家電はとくに消費電力が大きく、同時使用はできるだけ避けましょう。

・IHクッキングヒーター:2000~3000W
・食器洗い乾燥機:700~1300W
・電子レンジ:500~1500W
・IH炊飯器:1300W ※5.5合炊きの場合
・電気ポット:700~1300W
・ドライヤー:1200W
・洗濯機(乾燥時):1300W
・アイロン:1200~1400W

使用する際は、時間をずらすなどくふうするとブレーカーが落ちにくくなります。

※記載された消費電力は一般的な目安です。実際の消費電力は機種や年式により異なりますので、詳細は各製品の取扱説明書や仕様書をご確認ください。

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3.漏電のおそれがある

漏電のイメージ写真出典:stock.adobe.com

もし、何もしていないのにブレーカーが頻繁に落ちるようなら、「漏電」の可能性も。
家電が故障していたりコンセントが劣化したりすると、電気が意図しないところに流れて漏電する場合があるのです。漏電すると、「漏電ブレーカー」が落ちて電気を遮断します。
しかし、漏電は感電や火災のリスクがあるためとても危険。漏電ブレーカーが落ちた場合は、漏電を疑って専門業者に問い合わせましょう。感電防止のため、自分でいじるのはNGです。

見直すだけで暮らしがもっと快適に

ブレーカーが落ちるのは、暮らしに小さなストレスを与えるだけでなく、思わぬトラブルのサインかもしれません。契約アンペア数、家電の使い方、そして漏電の有無。どれも「気をつければ防げる」ことばかりです。毎日の暮らしをもっと安全に、快適にするために、今一度ご家庭の電気環境をチェックしてみてくださいね。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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