NGその1.器に水を張っている
茹でたそうめんは流水でしっかり冷やし、氷水で締めるのが一般的です。みなさんは、食べるときに水を切って器に盛り付けていますか? きっと中には、氷を浮かべた水の中にそうめんを入れて食卓に出している方もいるでしょう。ただし、氷水や水に長時間つけっぱなしにしておくと、麺が水を吸ってコシが失われ、のどごしや風味が損なわれます。食べる直前に氷水から取り出すのが、美味しさを保つポイントです。
NGその2.冷水でしめない
そうめんは茹でた後、しっかりと冷水でしめる工程がとても大切。茹で上がったらすぐにザルへ移し、ぬめりを洗い流します。
このとき、茹で上がってすぐに“もみ洗いする”のはNG! 熱いそうめんに触るとやけどするおそれがあります。また手のにおいが麺にうつり、香りが変わりやすいです。やけどを防ぐため、茹でたそうめんは必ず流水で十分に冷ましてからもみ洗いを行ってください。
参考:丹波の黒太郎「基本の素麺の湯がき方」
https://www.kurotaro.co.jp/f/men_recipi_4
NGその3.ぬるい状態で食べる
時間がないからといって、湯あげ後そのまま食卓に出してしまうのはNG。ぬるいままのそうめんはのどごしも悪く、コシもイマイチ……。
森口製粉製麺のレシピによると、そうめんの最大の魅力である“つるん”とした食感を楽しむには、もみ洗いをしてぬめりを取ったあと氷水で麺をしめる”ひと手間”が大事なんだそう。そのあと再び水道水にさらすと、よりおいしいそうめんに仕上がります。
表面のデンプンや油を落としてコシを出すために氷水で麺をしめますが、麺が冷たすぎると小麦の風味が感じられなくなることも。そのため、水道水にさらすときは、“やや冷たい”程度に冷やすことが重要です。
参考:森口製粉製麺株式会社「そうめんの茹で方」
https://moriguchi-seifunseimen.co.jp/news/208/
おいしく食べるコツは「ひと手間」にあり!
そうめんは簡単につくれますが、ひと手間を加えることで美味しさに差が出ます。そうめんをつくるときは、つくり方に少しだけ気をつかって、より良い状態で味わってみてはいかがでしょうか。