ナゾのきざみは残量確認のメモリじゃなかった……!
シャンプーボトルには、ギザギザや線状きざみのようなものがあります。もちろんすべてのメーカー・商品にあてはまるわけではありませんが、花王やKOSEをはじめとするほとんどのメーカーが採用しています。
このナゾのきざみ、一見シャンプーの残量を確認するためのメモリのようにも見えます。しかし実際は別の目的があります。このきざみは、視覚に頼らずにシャンプーとリンスを識別するためものなのです。
シャンプーだけに“きざみ”が付いている
ボトルに付いているきざみは、目を閉じている状態でもシャンプーであることを分かりやすくするためのもの。シャンプーとリンスのボトルは形状がよく似ているので、目を開けていられない洗髪中は間違いやすいのです。
でも、きざみを触ればシャンプーボトルであることがすぐに分かって便利! シャンプーを識別するためのものなので、リンスやコンディショナーにはきざみは入っていません。
ちなみに、このきざみは商品によって異なり、ボトル側面に付いているものもあれば、ポンプの頭にギザギザが付いているタイプもあります。
気づけばそこにある「思いやり」
毎日使っているシャンプーボトルに、こんなにもやさしいくふうが隠されていたなんて驚きですよね。目には見えにくいけれど、誰にとっても使いやすくするための“きざみ”。
それは、ちょっとした不便を解消しようとする“思いやり”のカタチかもしれません。
洗髪中にシャンプーとリンスを間違ってしまう方は、きざみ付きのボトルを使うと、お悩みや不便さを解消できるかもしれませんよ。
※参考:花王「シャンプーのきざみに込められた思い」
https://www.kao.com/jp/sustainability/me/universal-design/shampoo-notches/