“丸ごとつけ置き”すると水筒が劣化する。「ステンレス水筒」の“正しい洗い方”「剥がれる前に…」

家のこと

2025.08.08

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。夏は毎日のように使うステンレス水筒。しっかり洗っていても、取りきれずに蓄積した茶渋や臭いが気になることもあるでしょう。そこで役立つのが「オキシクリーン」ですが、使い方には注意が必要です。ここでは、うっかりミスを防ぐ、“ステンレス水筒”の「NGなオキシづけ」をご紹介します。

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オキシクリーンに「ドボン」はNGな理由

オキシクリーン

最初にお伝えすると、ステンレス水筒のお手入れにオキシクリーンを使うことは間違いではありません。オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、つけ置きしても水筒の内側がさびるリスクは少ないでしょう。
しかし、オキシづけOKなのは「内側」だけ。ステンレス水筒の外側は、塗装やプリント加工が施されているものが多く、オキシクリーンに長時間つけると剥がれたり浮いたりする場合があります。そのため、オキシクリーンを溶かした“オキシ溶液”に、ステンレス水筒を丸ごとドボンするのはNGなのです。

ステンレス水筒の正しい「オキシづけ」

お伝えした通り、ステンレス水筒はボトル内側のお手入れにのみ使用できます。ふた・飲み口・パッキンもつけ置きOKです。
これをふまえ、ステンレス水筒の正しいお手入れ方法をご紹介しましょう。

手順1.ステンレス水筒に30~50度のお湯を入れ、オキシクリーンを溶かします

ステンレス水筒にオキシクリーンとお湯を入れる

オキシクリーンの量は、お湯1Lに対して4gが目安。今回は500mlのステンレス水筒をお手入れするため、半量の2g入れました。

手順2.容器にオキシ溶液をつくり、ふた・パッキン・飲み口などをつけ置きします

ふたをオキシづけする

ボウルなど、お湯を入れても問題ない容器にオキシ溶液をつくりましょう。お湯とオキシクリーンの割合は、先ほどお伝えした目安を参考にしてください。

このまま30分放置します

このまま30分ほど放置して、汚れが浮くのを待ちます。酸素系漂白剤は密閉状態になると破裂するおそれがありますので、ステンレス水筒のふたは必ず開けた状態で、またビニール袋を使う際にはゆるくしめる程度にしてくださいね。

※ふたやパッキン(シリコン・ゴム製)は、素材によっては変色や劣化のリスクがあります。長時間のつけ置きは避けて、30分以内に済ませましょう。

手順3.水洗いして乾かしたら終了

オキシづけした水筒を水洗いする

後はオキシクリーンをしっかり洗い流すだけ。ボトルの外側にオキシ溶液が付着しないよう、しっかりとすすぎましょう。

洗った後はしっかり乾かす

これで、ステンレス水筒のオキシづけは完了です。ポイントさえ押さえれば、蓄積した汚れや臭いがスッキリ落ちます。月1回のお手入れがおすすめです。
「やってしまった……」と後悔することのないよう、正しい方法でオキシづけを行ってくださいね。

 

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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