1.持ち物の棚卸しをしよう
40代からの片付けは、単なる片付けではなく、これからの暮らしの質を高める大切なステップです。持ち物の棚卸しをすることで、これからどんな暮らしを送っていきたいか真摯に向き合っていきましょう。モノと向き合う際は、「これは自分の暮らしに豊かさをもたらしてくれるか?」と問いかけてみて。これからの暮らしをもっと豊かにしてくために、必要なモノって何という視点で片付けを進めていくことは、とてもクリエイティブな作業です。
ご自身のこれからの暮らしを楽しくイメージしながら、取り組んでみて下さい。持っていることで管理が大変だったり、持っていること自体が煩わしいと感じるモノは、40代というこの時期に、先送りにせずいったん手放すことを決めることは、これからの暮らしをよりよくするために必要な作業です。
2.情報を整理して環境をシンプルに
持ち物だけではなく、情報や環境もシンプルにしていくと、より心地よい時間を過ごすことができるようになります。私の場合、まずはSNSを見る時間をできるだけ減らし、必要な情報だけを意識して取りに行くようにしました。SNSを見ていた時間を読書の時間や、映画鑑賞の時間に変えたことで、心の充足感がより高くなり、SNSを見たいという気持ちも次第に薄れていきました。
他にも予定やタスクを減らし、余白のあるスケジュールを組むようにしました。外側からの情報を選別して減らしたことで、自分の内側から湧き上がってくる感情や思考を大切にできるようになりました。なんだかモヤモヤ……イライラ……が拭えないという方は、是非情報を整理することをおすすめします。
3.大切なことに時間を使う
モノや情報を整理できたら、限りある時間を大切なことに使うことを、意識しましょう。仕事や家事、やらなければいけない、○○するべき○○ねばという時間を過ごすのではなく、やりたいこと、心がワクワクすることに時間を使うように行動していきます。すると不思議なほどに、今、ここに在るその時間そのものを味わうことができるようになっている自分に気づくことができるはずです。
ただ時間を浪費していた感覚から、大切な時間を過ごしていると、自分自身がしっかりと味わって体感できるようになってきます。時間の質が上がることは暮らしの質が上がること。自分自身がどんな時間を大切にしたいのか、自分自身が大切にしたい価値観は何なのか、今一度自分自身に問いかけてみてください。
これまで実践してきたシンプルライフへの3ステップをご紹介しました。シンプルライフとはすなわち、ありのままの自分を受け入れて、自分自身が在りたいように生きること。自分らしいシンプルライフにたどり着けるよう、是非3ステップに取り組んでみて下さい。