意識してなかった…。「カビキラー」の“使用NGな浴室パーツ”「素材が劣化するんだ」「気を付ける」

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2025.09.18

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。浴室の黒カビには「とりあえずカビ取り剤を使おう」となりがち。しかし、素材によっては劣化する原因になることもあるんです。ここでは、うっかり使うとトラブルになりやすい、お風呂場での「カビキラーの使用NGな場所」を3つご紹介します。

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NGその1.くもり止め・防汚加工つきの鏡

お風呂場の鏡出典:stock.adobe.com

表面に樹脂膜などの特殊加工が施されている、くもり止めや防汚コート付きの鏡は、塩素系洗剤を使うとコーティングを傷めたり変色する可能性があります。メーカーによって加工の種類や耐薬品性が異なるため、使用可否は必ず取扱説明書や製品表示を確認してください。
日常のお手入れは、薄めた中性洗剤をやわらかいクロスに含ませて軽く拭き取る方法が推奨されています。特殊加工のある鏡はデリケートなため、適切なお手入れを心がけましょう。

NGその2.浴槽

お風呂場の浴槽出典:stock.adobe.com

カビキラーは、浴槽のお手入れに使えません。公式のよくある質問にも記載されており、素材・形状問わず浴槽への使用は禁止されています。誤って使用した場合、浴槽の素材が変色したり、ツヤを失ったりする原因に……。
浴槽の主な汚れは水垢や皮脂・石けんカスなので、浴室用の中性洗剤+やわらかいスポンジでやさしく洗うのが基本。どうしてもカビが気になる場合でも、カビキラーに頼るのは避けましょう。

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NGその3.アルミ製のドア枠やサッシ

ドア枠出典:stock.adobe.com

アルミはアルカリや塩素に弱く、黒変や腐食が起こりやすい素材です。カビキラーを使用すると、汚れが落ちたとしても劣化をまねく恐れがあります。
アルミ製のドア枠やサッシについた汚れは、浴室用の中性洗剤を含ませたスポンジで拭き取り、最後に水で洗い流しましょう。
ちなみに、ステンレス素材の場合も、長時間のつけ置きや放置でサビ・変色のおそれがあるため、使用後は十分に洗い流し&水分を拭き取ってください。

「使えない場所」を確認しよう

カビキラーは代表的な浴室用のカビ取り剤ですが、使えない場所も多い洗剤です。素材を守るためにも、今一度正しい使い方を確認しておきましょう。

※カビキラーを使用する際は換気を行い、必ず単独でお手入れしましょう。
※カビキラーは酸性洗剤・酢・クエン酸などと混ぜないでください。有毒なガスが発生し、大変危険です。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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