牛乳パックの“謎の凹み”は何?意外と知らない豆知識「重要なサインだった!」「知ってると便利」

家のこと

2025.09.20

ふだん何気なく手に取っている牛乳パック。上部をよく見ると、わずかな“凹み”があるのにお気づきですか? わたしも最初は「何かのデザインかな?」と思っていたのですが、調べてみると重要な意味を持つものだったんです。ここでは、牛乳パックにまつわる、「謎の凹み」の正体についてご紹介します。

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謎の凹みの正体は……?

牛乳パックの凹み

結論から言うと、牛乳パックについている謎の凹みは、牛乳を見分けるための目印で、正式には「切欠き(きりかき)」と言います。
乳業界ではバリアフリーの工夫として知られており、パックに書かれている“種別”を見なくても牛乳であることを判別できます。

触っても認識できるため、視覚に障害がある方が牛乳を購入するときも役立ちます。牛乳パック特有のこのくぼみを指先で感じて、「これは牛乳だな」と分かるように作られているんです。

切欠きがあるのは「生乳100%」の牛乳のみ

凹みは種別が牛乳の商品にだけついている

スーパーで見かける「牛乳・乳製品」は、じつは商品によって種別が異なります。

【種別:牛乳】生乳100%の牛乳、成分調整牛乳、低脂肪牛乳、無脂肪牛乳
【種別:加工乳】低脂肪タイプの「スキムミルク入り」飲料、濃厚ミルク(乳脂肪を増やしたもの)
【種別:乳飲料】牛乳や乳製品に、砂糖・果汁・コーヒー・カルシウム・ビタミンなどを加えたもの(コーヒー牛乳など)

切欠きは、このうち「【種別:牛乳】生乳100%」だけにつけられています。

牛乳と低脂肪乳の成分表示

低脂肪乳や成分調整牛乳は、牛乳と同じ【種別:牛乳】の表示はありますが、生乳100%ではないため切欠きはありません。

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全メーカーがつけているわけではない

「切欠き」は義務ではなく、あくまで“任意の表示”です。種類別が牛乳と書いてあっても、メーカーによっては切欠きがついてないものもあります。次に牛乳パックを手に取るときは、「切欠きは優しさが詰まっているんだな」と思いながら選んでみてください。

 

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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