知らなかった…。「クエン酸」で掃除してはいけない場所「家中つかえると思ってた」「気をつけます」

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2025.10.10

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。ナチュラル洗剤と言えば、定番の「クエン酸」。素材にやさしいイメージが強いかもしれませんが、自己判断で使うのはおすすめしません。ここでは、じつはクエン酸が使えない3つの「NGエリア」をご紹介します。

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NGその1.フローリング

フローリングはクエン酸NG出典:stock.adobe.com

フローリングは、見た目以上にデリケートな素材です。クエン酸でお手入れすると、フローリング表面の塗装やワックスが剥がれるおそれがあります。
ツヤがなくなったり、白く濁ったように見えるなど、目に見えるような劣化が生じる可能性もあるため、安易に使うのは避けましょう。
フローリングは、中性の住宅用洗剤や薄めた台所用洗剤を使い、やわらかい布で拭き掃除するのが適切です。

NGその2.コンクリート

コンクリートはクエン酸NG出典:stock.adobe.com

ガレージやベランダなど、コンクリートの部分にもクエン酸は使えません。コンクリートの素材はアルカリ性で、酸性のクエン酸をかけると化学反応を起こしてしまうんです。
その結果、表面がザラついたり、粉をふいたようになったりすることも……。繰り返し使うとひび割れの原因にもなります。
掃除するなら、ほうきや中性洗剤でサッと汚れを落とす程度にとどめましょう。

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NGその3.大理石などの天然素材

大理石はクエン酸NG出典:stock.adobe.com

見た目が上品で人気の高い大理石。しかし、お手入れには専用のクリーナーが必要です。
「大丈夫だろう」と自己判断でクエン酸を使うと、大理石の主成分である「炭酸カルシウム」が溶け出すおそれがあります。
ツヤがなくなったり表面がざらついたりするなど、素材の劣化は避けられません。大理石ならではの高級感が台無しになってしまいます。
クエン酸は水アカに強い洗剤ですが、キッチンの天板や洗面所のカウンターなどに天然素材が使われている場合は、クエン酸のお手入れは控えましょう。

クエン酸の使い方を見直して

家中のお手入れに便利なクエン酸ですが、使い方を間違うと素材を傷めるリスクがあります。クエン酸は正しく使ってこそ効果を発揮します。今一度「使える場所・使えない場所」を見直しましょう。

 

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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