知らなかった。「中性洗剤」が適さない“3つの汚れ”「落ちないはずだ…」「学んだ」

家のこと

stock.adobe.com

2025.10.17

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。手肌にやさしく、家中の掃除に使える「中性洗剤」は、家をキレイに保つために欠かせないもの。とはいえ、万能な中性洗剤にも苦手な汚れがあるんです。ここでは、意外と知らない「中性洗剤が苦手な3つの汚れ」についてご紹介します。

広告

1.蓄積した油汚れ

中性洗剤が苦手な汚れ①蓄積した油汚れ出典:stock.adobe.com

毎日少しずつ溜まっていくキッチンの油汚れ。最初のうちはサッと拭くだけで落ちますが、放っておくとベタベタが固まり、落ちにくい厄介な汚れに変化します。
中性洗剤はやさしい成分でできているため、酸化してこびりついた油汚れには力が及ばず、なかなか落とせません。効果的なのは、付着して間もない軽い汚れやこびりついていない汚れに限られます。

2.頑固な水アカ

中性洗剤が苦手な汚れ②頑固な水アカ

お風呂の鏡や蛇口まわりに、うろこのような水アカ汚れができているのを見たことはありませんか? スポンジでこすってもびくともしない頑固な水アカは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムが固まったもの。こうした石化した水アカには、中性洗剤では歯が立ちません。
頑固な水アカには、クエン酸が有効。キッチンペーパーを使いクエン酸パックをして、15〜30分ほど置いてからこすり落とすと効果的です。固まった水アカが浮いて落としやすくなりますよ。

広告

3.黒カビ

中性洗剤が苦手な汚れ③黒カビ出典:stock.adobe.com

浴室で見かける黒カビは、見た目以上に手ごわい汚れです。中性洗剤で拭き取ると見た目はキレイになりますが、根元は残ったまま……。すぐに生えてくるだけでなく、カビの胞子を塗り広げてしまうおそれもあります。
カビをしっかり除去するには、塩素系や酸素系の漂白剤が有効です。ただし、素材によって使えないものもあるため、パッケージの注意書きをしっかり確認してから使いましょう。

中性洗剤は日常のお手入れに最適

蓄積した油汚れ、頑固な水アカ、黒カビのような強い汚れには、中性洗剤では力が足りないこともあります。しかし、軽い汚れには効果てきめん。中性洗剤でこまめな掃除を行えば、頑固な汚れが育つのを防げますよ。

広告

著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る