「スクールゾーン」だと思ってない?似ているけど全く意味が違う「道路標識」の落とし穴

カルチャー

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2025.11.11

街を歩いていると、いろいろな標識を目にしますよね。しかし中には、見た目がよく似ているけれど違う意味を持つ標識も少なくありません。ここでは、似ている2つの道路標識の本当の意味をご紹介します。

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「スクールゾーン」の意味ではなかった!

青地に白い人型シルエットの標識出典:stock.adobe.com

青地に人型のシルエットが描かれた標識、きっと誰もが一度は見かけたことがあるかと思います。学校に通うような様子から、なんとなく“スクールゾーン”のような印象を受けますが、これは不正解です。運転免許試験で出題された場合、スクールゾーンという答えは×となります。

正しい意味は「横断歩道」

正しくは「横断歩道」の標識出典:stock.adobe.com

こちらの標識は、横断歩道がある場所に設置されているものです。つまり、正式には「近くに横断歩道がある」ことを知らせるためのもの。信号機の高さに設置されていることが多く、「この先に横断歩道があります」と伝える大切な標識です。

似ているけれど、違う意味を持つ標識

似ているようで異なる標識出典:stock.adobe.com

「横断歩道」の標識と間違えやすいのが、こちら。黄色地で色こそ異なりますが、白地の人型シルエットはとても似ています。しかし、意味はまったく異なります。

正しくは、「学校、幼稚園、保育所などあり」という意味の標識です。設置場所についても、明確なルールが定められています。

・学校、幼稚園、保育所などの手前50mから200mの間の道路左端
・学校、幼稚園、保育所から1km以内の通学・通園路の道路左端

この標識は、周囲に警戒を促すためのもの。「子どもが多く通る場所なので注意を」という意味を持ちます。
そのため、近くに横断歩道があるとは限りません。登下校の時間帯などは特にスピードを落とし、ブレーキに足を添えておくと安心ですね。

※「学校、幼稚園、保育所等あり」標識について、法令では施設の手前50m〜200mの範囲や、通学路では施設の出入口から概ね1km以内とされていますが、具体的な設置距離は「注意の必要があると認められる地点」という条件に基づき、道路管理者が現場の状況を総合的に判断して決定します。あくまで「目安」として理解してください。

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標識の意味を知ると安全意識が変わる

毎日通る道にある標識、なんとなく目に入っているだけで意味までは気にしていない、という方も多いかもしれません。しかし、正しい知識を持つと運転するときの注意力がぐっと高まります。
運転免許を取得してから年数が経っている方は、これを機に標識の意味について振り返ってみませんか?

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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