目分量で使ってた…。「キッチンハイター」の効果が半減する“3つの使い方”

家のこと

2025.10.28

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日の食器洗いやまな板の除菌に欠かせない「キッチンハイター」。漂白や除菌の強い味方ですが、使い方を少し間違えると効果が半減してしまうことも。そこで今回は、避けてほしい「キッチンハイターのNGな使い方」を3つご紹介します。

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NGその1.適量を使わない

NG①適量を使わずに目分量で希釈する

キッチンハイターの効果をしっかり発揮させるには、決められた量を守って使うことが大切です。薄すぎると殺菌・漂白の効果が弱まり、濃すぎると逆に素材を傷めるおそれがあります。
キッチンハイターの使用量は、用途によって異なります。

〈除菌・漂白・消臭の希釈目安〉
まな板・食器・きゅうすなど:5Lの水にキャップ約2杯
ふきん・台ふきん・おしぼりなど:5Lの水にキャップ約1.2杯
ドアノブ・取っ手など:1Lの水にキャップ約0.4杯
※キャップ1杯は約25mlです

なんとなくの目分量で薄めてしまうと、せっかくの成分が十分に働かないこともあるため、用途に合う希釈目安を守りましょう。

NGその2.つくり置きの希釈液を使う

NG②つくり置きする出典:stock.adobe.com

希釈液をまとめてつくり、スプレーボトルなどに保管する……。じつはこれも、キッチンハイターの効果が下がるNGな方法です。
薄めたハイターは時間とともに次亜塩素酸ナトリウムの分解がすすむため、時間が経つと除菌力が大きく下がってしまいます。さらに怖いのは、保存する容器によっては化学反応が起こり、容器が劣化したり破裂する危険もあります。
キッチンハイターの効果と安全性を高めるためにも、その都度、使う分だけ薄めるのが適切です。

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NGその3.直射日光が当たる場所で保管する

NG③直射日光が当たる場所で保管する

もうひとつ見落としがちなのが「保管場所」。キッチンハイターの主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、光や熱にとても弱い性質があります。
直射日光が当たる場所や高温になる場所に置いておくと、成分が分解されてしまい、いざ使おうと思ったときには、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく下がっていることもあるんです。
ボトルのキャップはしっかり閉めて、できるだけ涼しくて日の当たらない棚などにしまっておくのが適切。キッチンやベランダ近くは高温になりやすいため、置き場所として使用するのは避けましょう。

正しい使い方で、ハイター本来の力を発揮

キッチンハイターは、正しく使ってこそ効果を発揮します。希釈目安や保管場所に注意して、毎日の掃除に役立てましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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