故障を疑ってた…。「エアコン」から鳴る“4つの音”の正体「キシキシ」「サーッ」

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2025.11.25

朝晩冷える日が増え、早くも暖房を使い始めている方もいるでしょう。しかし、エアコンの運転中に聞きなれない“音”が鳴ったことはありませんか? つい故障を疑いたくなりますが、じつは動作音の場合もあるんです。ここでは、エアコンから聞こえる“なぞの音”の正体と原因についてご紹介します。

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1.「キシキシ」鳴る音

「キシキシ音」は室内機のプラスチック部品によるもの出典:stock.adobe.com

エアコンを運転しているとき、「キシキシ」「ギシギシ」と聞こえる音。これは、室内機の内部にあるプラスチック部品が温度変化で膨張・収縮し、こすれ合って引き起こされるものです。
冷暖房の切り替え時や、運転開始直後に発生することが多く、特に冬場の暖房運転中に多く見られます。放っておいても故障ではないケースがほとんどですが、音が大きくなったり、異常な振動を感じるときは、念のためメーカーサポートに相談してみましょう。

2.「パサパサ」鳴る音

「バサバサ音」は室外機によるもの出典:stock.adobe.com

室内ではなく、外から「パサパサ」「サーッ」という音が聞こえることがありませんか? 
これは、室外機のファンが回転するときの風切り音や、回転数が変わるときの音であることが多いです。
室外機のファンがまわるスピードは、気温によって調整するため、回転音は一定ではありません。変化するときに音が発生するため、正常な音のひとつです。
雨の日や風の強い日には、周囲のゴミや葉っぱが当たって音を立てることもあります。こういった周囲のものが原因の場合は、室外機まわりをお手入れすると改善しますよ。

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3.「ポタポタ」水が落ちる音

「ポタポタ音」はドレンホースによるもの出典:stock.adobe.com

冷房を使っているときに「ポタポタ」「チョロチョロ」と聞こえるのは、結露水がドレンホースを通って外に流れている音です。これはエアコンがしっかり除湿している証拠。エアコンが稼働するうえで、正常な運転音です。
ただし、室内から水漏れが見られたり、音とともに異臭がしたりする場合は要注意。排水経路が詰まっている可能性があります。
こうなるとエアコンの運転にも支障が出るため、早めに点検・修理を依頼しましょう。

4.「ウィーン」という機械音

「ウィーンという機械音」は自動お掃除機能によるもの出典:stock.adobe.com

最近のエアコンには自動フィルターお掃除機能がついているものがあります。この機能が動作しているとき、「ウィーン」「ガガッ」といったモーター音が数分間続くことがありますが、これも心配いりません。
フィルターを自動でブラシが掃除している音なので、そのまま見守りましょう。

エアコンの音は正常なものもある

エアコンから聞こえる音の多くは、機械が頑張って働いている正常なサイン。ただし、「ガタガタ」「キーン」などの大きな異音や焦げたような臭いをともなう場合は、すぐに使用を止めてメーカーや販売店に相談しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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