「みそ汁」に入れると体がよろこぶ。“食物繊維やビタミンCや鉄を含む栄養バランスに優れた野菜”とは?

料理・グルメ

2025.11.04

朝晩の冷え込みを感じるようになる秋。体が冷えやすく、なんとなくだるさや疲れを感じやすい季節です。 そんなときにおすすめなのが、やさしい甘みとみずみずしさを持つ「カブ」。 実(根)・葉・茎のすべてを食べられるカブは、栄養バランスに優れた野菜です。 丸ごとみそ汁に入れることで、秋の体を内側から整えてくれますよ。

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カブの根(白い部分)

かぶ出典:stock.adobe.com

胃腸を整え、体の内側からポカポカに

カブの白い部分は根にあたり、消化酵素(アミラーゼ)やカリウム、ビタミンCが豊富です。
アミラーゼは胃腸の働きを助け、食欲不振や胃もたれをやわらげてくれます。
また、カリウムは余分な塩分を排出し、むくみの改善にも役立ちます。

夏の間に冷たいものをとりすぎて疲れた胃腸をいたわるサポートをします。

カブの葉

かぶ出典:stock.adobe.com

「粘膜や肌」と「血流」をサポート

カブの葉は、β-カロテン(体内でビタミンAに変わる栄養素)やビタミンC、鉄、カルシウムが豊富。
これらの栄養素が粘膜や肌を守るのに役立ちます。

鉄は貧血を防ぎ、血流をスムーズにする働きも。
冷えやすい秋の体にうれしい緑の部分です。

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カブの茎

かぶ出典:stock.adobe.com

体を整える名脇役

カブの茎には、食物繊維やビタミンC、カリウムが含まれています。
食物繊維は腸の働きを整える助けとなります。

葉と根をつなぐ茎は、まさに「体のバランスを整える」名脇役です。

カブの丸ごとみそ汁(調理時間:8分)

カブのみそ汁

カブのやさしい甘みとコクが味わえる、秋にぴったりの一杯です。
丸ごと使うことで、栄養バランスも自然と整います。

材料(2人分)

・小カブ(葉付き)……1〜2個
・しめじ……30g

・みそ……大さじ1と2分の1
・水またはだし汁……2カップ

作り方

1. 下準備
 
  しめじは小房に分け、カブの根はいちょう切り、茎と葉は4cm幅にカットする。

下準備

2. 煮る
    鍋に水としめじを入れて火にかけ、沸騰したらカブの根も入れて3分ほど中火で煮る。

煮る

3. 仕上げ
    茎と葉も入れ、1分ほど煮たら火を止め、みそを溶かして器に盛る。

仕上げ

やさしい甘みの「根」、栄養たっぷりの「葉」、全体をつなぐ「茎」。それぞれの働きが合わさることで、秋の体に必要な“整える・温める・めぐらせる”をサポートします。

スープやソテー、浅漬けなどにも丸ごとカブを活用して、季節の変化に負けない体づくりをしていきましょう。

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著者

山田 直

山田 直

神奈川の写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。3.11の地震を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。 後に、オーガニックレストランのキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさに深く感動。学びを深める。 現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、WSにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。

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