実はやってはいけない“追いだきのNG習慣”3つ「特に冬は注意」「衛生面にも影響…」

家のこと

2025.12.09

湯船のお湯を温め直す、「追いだき」の機能。冬は使う頻度が増えますが、じつは避けた方がいい使い方もあるんです。場合によっては、給湯器を傷めたり、衛生面で問題が出たりすることも……。そこで今回は、ついやってしまいがちな「NGな追いだき」を3つご紹介します。

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NGその1.冷めたお湯を翌日に温め直す

NG①前日のお湯を追い炊きする出典:stock.adobe.com

水道光熱費を節約するために、前日のお湯をもう一度使う方もいるでしょう。じつは衛生的にはあまりおすすめできません。
お湯の中には、皮脂や汗、せっけんカスなどが残っており、時間が経つと雑菌がどんどん繁殖します。翌日に追いだきしても、菌を完全に除菌することはできません。見た目はキレイでも、衛生的とは言えないのです。
新たなお湯を張らない分、水道代は節約できるかもしれません。しかし、衛生面を考えるのなら、風呂は毎回新しいお湯に入れ替えることをおすすめします。

NGその2.入浴剤を使ったお湯を温め直す

NG②入浴剤入りのお湯を追い炊きする出典:stock.adobe.com

疲れを癒す入浴剤。香りもよくてリラックスできますが、そのお湯を追いだきするのは要注意です。
入浴剤の成分が配管の内側にこびりつくと、金属部分の劣化やセンサーの不具合を引き起こすことがあります。

【ノーリツ製給湯器の使用できる入浴剤】
・使える入浴剤:バスクリンの透明タイプ(にごりタイプ・パウダー配合タイプを除く)など、完全に溶けて透明なタイプの入浴剤
・注意が必要な入浴剤:にごり湯系・硫黄系・発泡系の入浴剤(ガスが発生している間は追いだきしないこと)

このように、追いだきに使える入浴剤には限りがあります。入浴剤入りのお湯を追いだきする場合は、お使いの給湯器の取扱説明書をよく読み、使えるかどうか必ず確認しましょう。

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NGその3.お湯が少なすぎる

NG③お湯の量が少なすぎる

「ちょっとだけ温めたいから」と、少ないお湯のままスイッチを押していませんか? これもじつはNGです。お湯の量が少なすぎると、追いだき機能がうまく働かなくなることがあります。

浴槽の循環口

追いだきをする場合は、お湯の量を循環アダプターよりも上になるように調整しましょう。循環アダプターがしっかりお湯に浸かっていれば、追いだき機能が作動します。

リスクのない追いだきを

追いだきはとても便利な機能ですが、正しい使い方をしないとトラブルのもとになります。清潔でトラブルなくバスタイムを楽しむためにも、追いだきの使い方をもう一度見直してみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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