NGその1.冷めたお湯を翌日に温め直す
水道光熱費を節約するために、前日のお湯をもう一度使う方もいるでしょう。じつは衛生的にはあまりおすすめできません。
お湯の中には、皮脂や汗、せっけんカスなどが残っており、時間が経つと雑菌がどんどん繁殖します。翌日に追いだきしても、菌を完全に除菌することはできません。見た目はキレイでも、衛生的とは言えないのです。
新たなお湯を張らない分、水道代は節約できるかもしれません。しかし、衛生面を考えるのなら、風呂は毎回新しいお湯に入れ替えることをおすすめします。
NGその2.入浴剤を使ったお湯を温め直す
疲れを癒す入浴剤。香りもよくてリラックスできますが、そのお湯を追いだきするのは要注意です。
入浴剤の成分が配管の内側にこびりつくと、金属部分の劣化やセンサーの不具合を引き起こすことがあります。
【ノーリツ製給湯器の使用できる入浴剤】
・使える入浴剤:バスクリンの透明タイプ(にごりタイプ・パウダー配合タイプを除く)など、完全に溶けて透明なタイプの入浴剤
・注意が必要な入浴剤:にごり湯系・硫黄系・発泡系の入浴剤(ガスが発生している間は追いだきしないこと)
このように、追いだきに使える入浴剤には限りがあります。入浴剤入りのお湯を追いだきする場合は、お使いの給湯器の取扱説明書をよく読み、使えるかどうか必ず確認しましょう。
NGその3.お湯が少なすぎる

「ちょっとだけ温めたいから」と、少ないお湯のままスイッチを押していませんか? これもじつはNGです。お湯の量が少なすぎると、追いだき機能がうまく働かなくなることがあります。

追いだきをする場合は、お湯の量を循環アダプターよりも上になるように調整しましょう。循環アダプターがしっかりお湯に浸かっていれば、追いだき機能が作動します。
リスクのない追いだきを
追いだきはとても便利な機能ですが、正しい使い方をしないとトラブルのもとになります。清潔でトラブルなくバスタイムを楽しむためにも、追いだきの使い方をもう一度見直してみましょう。


